爺さん、知らないのなら教えてやろう。 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

きさらぎ賞(NHK賞)(G3)
 本競走は、昭和36年に創設された 3歳馬の重賞競走。当初は中京競馬場で施行されており、中京記念に次ぐ歴史を誇るレースであったが、62 年から施行場が京都競馬場に変更された。これに伴い、距離も1800mから2000mへ延長されたが、1800mコースの新設により平成3年から1800mに戻り現在に至っている。 
 きさらぎ(如月)は、陰暦で 2月の異称。
 NHKは、東京都渋谷区に本部を置く日本放送協会の略称。本競走は、同協会より寄贈賞
を受け施行されている。 

共同通信杯(トキノミノル記念)(G3)
本競走は、昭和42年に創設された『東京4歳ステークス』を前身とする重賞競走。58年に 『共同通信杯4歳ステークス』へ改称し、平成13年の馬齢表記の変更に伴い、現在の名称となった。
 昭和44年からは、副題として『トキノミノル記念』が付けられている。トキノミノルは、26年に皐月賞と日本ダービーを制した馬で、戦績は 10戦全勝。日本ダービー優勝の17日後に破傷風のため病死した。旧馬名をパーフエクトと言い、まさにパーフェクトの成績を遺しこの世を去った。その戦績を称え、59年に顕彰馬に選出された。
 

 共同通信社は、東京都港区に本社を置く通信社。本競走は、同社より寄贈賞を受け施行されている。 

「金杯」が「東」と「西」に存在してた事を既に記憶からアルツハイマーしてしまうと、先週と今週、なぜ同じ距離で3歳重賞を行うんだ?なんて、小学生レベルの疑問が生ずることになる。
「京成杯」と「シンザン記念」、「共同通信杯」と「きさらぎ賞」は、「金杯」の関係を現在も維持してるってことだ。そんな疑問よりも「共同通信杯4歳S」が「馬齢表記」の国際標準化に伴って「共同通信杯3歳S」にならなかったのはなぜなんだ?それは、中央競馬番組に「3歳ステークス」という競走名が存在し得ない理由と同卓に並んでいる訳で、その隣卓には、「牝馬特別」という競走名の廃止に関わる主催者の意匠が存在する。