指数、特に過去の結果と、その背景のみを因子として、個体能力値に見立てて比較する方法論に不足するのは、能力発揮レンジという概念で、それは馬の調子によるレンジは無いし、そもそも、馬の調子は調教や、馬装解析などでは計れないという現実に気づきながら他に頼るものを見つけられないから、しがみつくしか策が無いだけの話。レンジとは、確率による信頼度でも無いから、通常の算術レベルでは推計は不可能。そこにパドック指数を加味しても、結局、何ら成果は得られないから、短期的な回収率や的中率を自慢するしかない訳だ。レース毎の、配当ランク別に、プラス回収の度数分布などによる回収率を公表しないレシオは、その結果如何に関わらず基本的に信用されないという同じ結論に至る。