「第48回日刊スポーツ賞シンザン記念」~午年生まれの重賞競走? | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 「正月競馬」、特に「金杯」施行週の競馬は、実況アナが、自作資料なのかどうかは知らないが「今年、初勝利は、年男の柴田善臣です。」だの「年男の丸山元気の勝利です。」だのとスリ込みを毎年行うので、あっちでも、こっちでも「年男」な「騎手・調教師」情報が発信される。で、ガイジン騎手にも「干支」ってあんの?と笑話なオチがつく訳だが、ベリーは1月2日生まれという2段オチになるが、そんなに生年月日が重要なら、馬主総ての生年月日のデータベース構築提供しないJRAは公正でなくなる訳だ(笑)。
 まぁ、そんな小正月が明けぬ内に施行される当該「シンザン記念」は「年レース」、つまり「午年」に創設された重賞競走だが、だから音無秀孝厩舎所属のミッキーアイルがどうのこうの言うのも自由だ。
 昨年、増量規定に変更を加えた当該重賞は、それに見合った資格賞金が1800万を超えたキャラクタ2頭の配置枠によって連対構築を行った。(外)シーキングザパール(1997)以来の外国産馬の1着起用、ペールギュント(2005)以来の「増量馬」の1着起用であった。
 ここでも主催者は(地)に依存した出走構成を用意している訳だが、間もなく勇退の爺さんに重賞を・・?なんて事は無いだろうが、「朝日杯」ですり込まれた御屠蘇気分の抜けない競馬ファンは、有能な個体は、芝、ダートの巧拙に差は無いとマインドコントロールされているから、集票を担う可能性もある。