第54回アメリカJCC 確定出走馬戦歴馬柱と2006年以降の連対枠戦歴馬柱 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 昨年、周辺のG2競走群が賞金減額の渦中にある中、唯一6000万円の1着本賞金を維持した当該競走であったが、これを単独の増量枠で1着起用されたルーラーシップは、その後、香港のG1競走を制するに留まり、その後は、ブロンズコレクターに徹したまま競走馬人生に終止符を打った。よって、前年1着馬は存在しないから、集票役の1頭には前年2着馬が抜擢されるのだろう。
 過去10年データ派や、JRA-VANにのみ頼る向きには、「有馬記念」負け組の救済戦VS中山金杯組が基本的対決構造で、5歳馬が強くて、横山典弘が強いという過去の結果論だけが浮上するから、これが中山芝2200m戦である理由などを考察する余地すら無いから、今年、54回目を施行する「アメリカジョッキークラブカップ」の読み解きはままならない。