JRA理事長による新年のご挨拶(2013年) | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

JRA理事長による新年のご挨拶(2013年)
2013/1/1

 新春を迎え、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。また、日頃より中央競馬をご愛顧いただき厚く御礼申し上げます。

 昨年は、年間を通じ白熱したレースが続く中、新たなヒーロー・ヒロインが数多く誕生いたしました。また、凱旋門賞を始め世界のビッグレースを舞台に日本調教馬の活躍が話題となった1年でありました。1年間無事に中央競馬を開催できましたこと、そして、たいへん多くのお客様にご参加いただきましたことを、ここに厚く御礼申し上げます。

 さて、本年は、日本ダービー(GI)が第80回という節目を迎えます。JRAでは、これを記念し、より多くのお客様に競馬の魅力をお伝えできるよう、日本ダービー(GI)当日に、歴代のダービー馬にスポットを当てた「ダービーメモリーズ」全7レース施行などのほか、当日の東京競馬全レースを対象に「JRAプレミアム」を実施いたします。さらには、各種記念イベント等を実施することにより、当日を「ダービーデー」として盛り上げてまいります。

 また、地方競馬との連携協調策の一環として、昨年10月よりJRAのインターネット投票システムを活用した地方競馬の勝馬投票券の発売を実施しておりますが、本年春からは、地方競馬施設を利用した中央競馬の勝馬投票券の発売を広げていく予定です。

 競馬番組面におきましては、夏季競馬の更なる充実とより多くのお客様に競馬場にご来場いただくため、6月の東京競馬開催を4日間の増といたします。また、札幌競馬場のスタンド改築工事等により札幌競馬が開催できないため、函館競馬を24日間開催いたします。
 競馬施行面では、降着・失格のルールについて、海外競馬主要国の考え方を踏まえ、出走馬が競走で発揮した能力や到達順位をより尊重し、お客様にとってよりシンプルで分かりやすい基準に見直します。

 こうしたさまざまな取組みにより、皆様に中央競馬をよりお楽しみいただきたいと考えております。
 私どもは、本年につきましても、「お客様のための中央競馬」を念頭に、多くのお客様にご満足いただけるよう、引き続き「レースの迫力」「馬の美しさ」「推理の楽しみ」が一体となった競馬の魅力を高め、夢と感動を皆様にお届けしてまいります。

 本年も引き続きお客様からのご愛顧を賜りますよう、JRAスタッフ一同、心からお願い申し上げます。

平成25年1月1日          日本中央競馬会理事長 土川健之



 つまり、昨年の言及の通り、今年の「金杯(東)及び金杯(西)」は4年連続で採用し続けて来た「JRAプレミアム」対象競走を離脱する訳で、2008年以降CLUB KEIBAの名の下で守られ続けて来た起用性を放棄し、その呪縛を取り除かれる事で、本来の機能性を取り戻す訳だ。