第29回ラジオNIKKEI杯2歳S 枠連しか売らなくても馬連しか売らなくてもダブー? | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 などと大雑把に。何でもかんでもタブーにしてしまうから「馬連万馬券」という1日に何度も出現する事案さえもタブーが起こったように勘違いしてしまう。
 そもそも「揃目決着」をタブー戦と定義しながら「揃目発生拒絶戦」である8頭以下戦を「タブー戦」とすること自体に理論破綻が見え隠れし、フルゲート割れでさえ「(少し)非正規」だとか「少しイレギュラー」だとか訳の解らぬ形容が派生されてしまうのである。
  そういう類には日本中央競馬会がなぜ「枠単」という賭け式を発売しないかという問いに明確な理由を用意していないし、2歳G3競走に於いての7頭立戦が、これまで「新潟2歳S」「函館2歳S」など限られた空間にしか存在しなのか?にも応答できまい。
 「7頭立戦」とは「8枠」が存在しない馬柱で施行される番組であり、それ以上でも以下でもなく「ラジオたんぱ杯」が「3歳牝馬ステークス」を名乗り始めた際に1度だけ採用された出走頭数である。