スポニチ賞第46回ステイヤーズS | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 昨年までは12月度の第1週に宣言する「別定G2」最終戦であったが今年は、別定基本斤量の1キロ減免を示す最後の番組としての機能を剥奪された。12月競馬となった1971年に「開催取止め」を稼動し、その翌年より、この「師走競馬」の「中山競馬番組」に編成され続けたということは、「有馬記念」や「朝日杯」と同様に「代替開催」を施行しないという至上命令を守り続けた番組ということである(1997年にハンデ戦から別定戦へ)。その点に於いて、「金鯱賞」とは対照的な番組特性を持っている事になるから、「機能剥奪」というよりも「関西」に増設と見る方が有意だろう。前消馬:フミノヤマビコ(田辺裕信)