第48回福島記念 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 全競馬場に設計されている、当該距離カテは、独特の統制によって支配されているのはご存知の通りだが、残念ながら、既に、殆どの感性から忘れ去られた「国際ハンデ重賞化」の稼動の影響は、未だに存在する。その最終年(ソフトランディング・イヤー)が今年になる訳で、その辺りを理解していないと、来年早々の「中山金杯」で「乾杯」など、夢のまた夢の藻屑と相成る。今年の特徴はトランスワープ、スマートギアにみる「7歳世代」の救済な訳だが、この世代は6歳時、つまり、前年実績を所持しない点だが、3歳馬がいないから、3歳馬のいない番組を手本にしても無駄なのは、そこに。頂上戦である「札幌記念」の宣言を取り込んでいないからである。例えて言うなら、今年の「札幌記念」に3歳馬が出走しているかいないかで、「判断基準」は「真逆」になって来る。(ちなみに今年の札幌覇者は6歳の牝馬であった)