第1回アルテミスS~2歳牝馬にとって東京芝1600m戦の呪縛性~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 そんな呪縛を受けながらJpn最後の「秋華賞(2008年)」を単勝11番人気で制したブラックエンブレムだが、スティンガー、スエヒロジョウオーの、にのまえに成り下がる予定であったアパパネが「第17回チューリップ賞」を2着に負けることで架けられた「3歳牝馬3冠」への橋が「エリザベス女王杯」までは通じていなかった事実。
 所謂、「(旧)サフラン賞」から「きんせんか賞」を経て「赤松賞」へと至った呪縛の流れが、「アルテミスS」として昇華し、その残骸処理の為に2000年に創設された「ベゴニア賞」が変質する。
 2012年10月07日「六社特別」1着サトノギャラント(横山典弘)、同日未勝利戦1着馬ジーニマジック(蛯名正義)。

●アルテミス(Artemis)ステークス(新設重賞)
 本競走は、2歳牝馬路線のさらなる充実を目的として、本年新設された2歳牝馬限定の重賞競走。芝1,600m、馬齢重量戦で争われ、2歳牝馬の頂点の競走である『阪神ジュベナイルフィリーズ』の関東地区の前哨戦として、位置づけられている。
 アルテミスは、ギリシャ神話に登場する狩猟と純潔の女神。古代ギリシャでは、豊穣や多産の神として人々に信仰されてきた。