【NEWS】今年の「菊花賞」は「ダービー馬不在」 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

今年の「菊花賞」は「ダービー馬不在」

 うん、今年の「春天」が4歳馬敗退で来年「リベンジ年」となる点を鑑みると、可能性として、何となく読めていたが、一応【(優)を持たないダービー馬】出走の「菊花賞」も、【海外遠征から直行するG1競走】等の調査は行っていた。

 10月21日(日)に行われる菊花賞(G1)に出走予定だったディープブリランテ(牡3、栗東・矢作厩舎)は、18日(木)、朝の運動中に右前脚の裏スジのあたりに熱感が見らたため、菊花賞の出走を回避することとなった。18日、所属するサンデーサラブレットクラブの公式HPで発表された。近日中にエコー検査を行うこととなる。

「ジャパンカップ」で【牝馬3冠馬】vs【牡馬3冠馬】の対決実現か?

 秋華賞で史上4頭目の牝馬3冠を達成したジェンティルドンナ(牝3、石坂)がジャパンC(G1、芝2400メートル、11月25日=東京)に挑戦することが17日、石坂師から発表された。3冠牝馬のジャパンC出走は古馬も含めて史上初。
 エリザベス女王杯との二者択一から、あえて世界の強豪が集うレースを選択。秋華賞後の会見で師は「世界に行かなければいけない馬」と話していたが、来年度に視野に入るドバイや凱旋門賞などの海外遠征を前に実力を測っておきたい意図が見える。何より4連勝中の勢いと、53キロで出走できる点は魅力だ。
 海外勢も含めて3歳牝馬の優勝例は皆無だが、秋華賞からジャパンCに向かって好走したケースは96年ファビラスラフイン2着、09年レッドディザイア3着がある。なお、ジャパンCは09年ウオッカから10、11年ブエナビスタ(10年は2着降着)と3年連続で日本の牝馬が1位に入線している。
 ジョッキーについては「調整中」と語るにとどめた。主戦岩田康誠騎手はダービー馬で菊花賞に出走するディープブリランテ(牡3、矢作)、天皇賞・秋のトゥザグローリー(牡5、池江)などに秋のG1で騎乗しており、これらの結果やオーナー、厩舎サイド、本人の協議を経て決まる見込み。
 この日、ノーザンファームしがらきに放牧に出た同馬はしばしのリフレッシュを経て来週にも帰厩予定。参戦の可能性がある最強馬オルフェーヴル(牡4、池江)との3冠馬対決や、史上初の3歳牝馬Vなるかに注目が集まる。

◆「秋華賞」の日記で「4冠予定馬」としたものの「ジャパンカップ」が4冠目になるのか? と問われると、即答する自信は無い。困ったものだ(笑)

 秋華賞2着のヴィルシーナ(牝3、友道)は11月11日京都のエリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)へ向かう。同厩舎で堀川特別を勝利したラシンティランテ(牝3)も同レースに登録する予定。