新馬戦敗退歴という戦歴 ~新潟2歳S~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 過去の似た物、いや、過去10年データ派などに言わせれば当該「新潟2歳S」の1着馬が「新馬戦」を負けている確率(厳密には確率ではないが)は、かなり少ないから、その群が1着想定馬とするキャラは、新馬戦を勝って「OP」を経験しているかしていない「無敗馬」ということになるだろうが、今年は、「新馬戦敗退歴」が必要だったことは、宣言されていた。(宣言といっても、出走構成など当該番組構成で宣言している訳ではなく所謂「ステップ宣言」である。)
 だから「(OP出走歴を持たない)新馬戦敗退歴」を所持する3頭のうち、2頭に◎と▲を打った訳だが、人気のある▲の方が採用されたという結果となった、馬券構成は「7月14日」をキーとしているように見えるが、これは完全なる囮である。
 「新馬戦敗退馬」が1着起用されたからと言って、この福島デビューのザラストロがセイウンワンダーになると早合点してはいけない。