「弥生賞」を制覇し「皐月賞」へ出走した3500万馬コスモオオゾラは、*1着同枠の4着で付与された(優)と共に「日本ダービー」へ特別登録を行ったが資格賞金での出走も可能な身分である。
「弥生賞」を2着し「皐月賞」へ出走した2250万馬トリップは、12着惨敗にもめげずに資格賞金による出走を予定している。
「弥生賞」を*1着同枠の3着に残って「皐月賞」に堂々と出走した1200万馬アーデントは*3着同枠の11着に敗退し「日本ダービー」への出走を諦め厩舎を後にした。
「弥生賞」をクビ差の4着に敗退し「皐月賞」への夢が敗れたソルレヴァンテは加算を目指して中2週で出走した500万下条件一般競走を5着に敗退し、夏の古馬混合条件への出走も念頭に5月26日京都第7競走芝2000mの500万条件戦に参戦予定。
「弥生賞」を5着に敗退した900万馬エキストラエンドは次走の「京都新聞杯」で賞金加算を目論んだが単勝1番人気を裏切って3着に敗退するし「日本ダービー」への特別登録を諦め厩舎を後にした。
「弥生賞」を6着に敗退した900万馬フェノーメノは次走の「青葉賞」を単勝1番人気に応えて、これを1着し(優)を付与され堂々と「日本ダービー」へ出走する。
「弥生賞」で◎を打ったが12着に惨敗した2300万馬クラレントは「皐月賞」ではなく「NHKマイルカップ」へ出走し単勝15番人気の低評価を覆して3着に踏ん張った事に気を良くしたのか「日本ダービー」への3度目の特別登録を済ませた。
確かに今年の「皐月賞」は「弥生賞」での「後先」を一部反転したものの大きな逆転劇は展開されずに、その順列は守られたが、4着馬ソルレヴァンテは条件一般競走も勝てなかったのに反して6着馬フェノーメノは「東京専業馬」をアピールするには十分な走りを「青葉賞」での2馬身差で魅せることで、「日本ダービー」での集票力アップを演出されたが、同馬は34秒を切る末脚を持たないキャラである。
しかし昨年のウインバリアシオンが2.28.8だったからメンバーが手薄とは言えエリンコートと同じ2.25.7の計時は余程のネガティヴ・キャンペーンが無い限り、演出の方向性に変化は無いだろう。
結果として「弥生賞」から1、2、6、12着馬が「日本ダービー」に特別登録したが単勝1番人気馬アダムスピークは「皐月賞最下位」と同時に「春をあきらめて」と相成った。
ちなみに「スプリングS」からは1、2、6、10、12着馬となる。そして12着馬が「NHKマイルカップ」を2着加算しての「日本ダービー」参戦となる2歳チャンピオンである。
などという事を妄想したのだが、この状況は2000年「弥生賞単勝1番人気1着馬」であったフサイチセブン以来の出来事で、その年の「スプリングS単勝1番人気1着馬」ダイタクリーヴァは「日本ダービー」では単勝2番人気12着だった。
これは、別段、皐月賞トライアルG2で単勝1番人気馬の一方が出走しない年度は、出走したもう一方は「日本ダービー」では馬券対象にならない..などと平板なロジックでディープブリランテのネガティヴな材料を提供しようと用意した訳では無い。