この時期、巷では、G1の谷間だの、ちょっと一息入れるだのと、のんびりムードが充満するが、競馬番組、戦歴を研究している者にとっては、非常に重要な時間である。しかし、それは「桜花賞」と「皐月賞」の結果を穴の開くほど見比べて「オークス」「日本ダービー」を予測することでも、既に発表になっている「春天特別登録馬」の履歴書を精査することでもないし、賞味期限たった数ヶ月で2Kも盗る馬券本を予約注文して「これで今年のG1はオレのものだ」と思い込む事でも無い。
なぜ、この1週間は存在し、こう言う番組編成が提示されるのかを熟考する為の非常にコアな時間である事を意識している者は残念ながら僅少だ。