【資料】平地重賞競走に於ける馬連万馬券発生推移 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 当該アーティクルは、SNS用に作成したもので、ブログの流れとは異なるものだが、折角の集計結果なので、掲載しておく。誰でも数えれば解る数値なので、勿体つけて「アメンバー専用記事」とする必要性も感じない。別段、新馬券併売開始に関わる番組意匠について語る仕込みでもないのは当然で、当研は【WIN5】、正式名称「五重勝単勝式勝馬投票法」を「新馬券」として扱っていないからである。
 その理由は、「競馬法施行規則」に、明確な既述によって、示されているので、わざわざ書く必要は無いだろう。
 馬連万馬券については、ここで敢えて書くことも無いが、馬連、正確には普通馬番号二連勝複式勝馬投票法(第2次名称)に対する配当を初めて交付した平地重賞は試験発売された「第23回函館3歳ステークス」で、単勝3番人気の8枠13番アトムピットが1着起用され2着に、後にオークス2着馬となる(父)サンエイサンキューとの組合せで、平地重賞で初めて売った馬連馬券が交付した配当は17100円となり、馬連万馬券という結果となった。(初めての馬連万馬券は、臥牛山特別で8枠13番ハギノハイタッチが1着起用されたレースであった。)ご存知の通り、この世代の桜花賞馬(馬連初売戦)は馬連を売らない「札幌3歳S」を制したニシノフラワーで、皐月賞馬はミホノブルボンで、昨年の代替皐月賞馬オルフェーブルが、それを踏襲、再現したが如き解釈が存在したのも仕方ないところである。
 オルフェーブルの今後の戦歴をしっかりと観察していれば、それらの錯誤は一掃されるのに時間は掛からないだろうし、先般のウインバリアシオンら明け4歳世代がトレイルブレイザーを初めとする5歳世代らに一蹴された事でも十分推計可能だろう。