第16回KBS京都賞ファンタジーS ~ステップ・ローテーション復帰前夜~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。


 過去のファンタジーS制覇馬の初加算歴は新馬加算9頭、未勝利加算5頭、地方加算1頭で、昨年のマルモセーラは初めて「牝馬限定」の「未勝利戦」加算歴によって1着起用された事になる。これを(国際)としての1着条件と見るか、「第1回」に示される1着禁止条件と見るかは今年の結果が宣言する訳だ。
 「未勝利加算馬」は「新馬戦」敗退直後の「未勝利戦」で加算する「リベンジ型」のみが起用されているが、昨年は「夏」敗退「秋」リベンジというタニノギムレット型の戦歴馬であった。
 牝馬限定未勝利出身を今年の出走表に代入すると、解は407サヴァーレになるが、その唯一性と、817ビウイッチアスとの関係で気に入らないので1着禁止条件とみる。
 (指定)戦である関係から、当然、既に発表されているように、「阪神JF」に於ける[地]ステップとして、「京王杯2歳S」から「(新設)アルテミスS」が編成されて、当該「ファンタジーS」の持つ「中4週」のローテーションを引き渡すことで創設以来守り続けて来た「中3週」となる。(以下省略)