エプソムカップ 枠出目出現分布表 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。


リゲイン総研(本部ログ)-枠出目エプソムC

 2005年の「3阪神8」施行を最後に移設された「マーメイドS」によって「中央場所唯一の8日目施行の下級重賞」としてのポジションを維持する「賞金別定G3競走」である「エプソムカップ」の歴史はグレード制導入と共に「交換競走」として始まった。

 途中、3歳上競走化した「安田記念」との「最終日施行」争奪の鬩(せめ)ぎ合いの決着がつくのは(外)アメリカンボスが前年と同じゼッケン11番をつけて連覇した2000年である。

 当然ながら「安田記念」と共に「代替開催」を経験していない点で「コース固執」型という特性を底流に維持している番組だが、これが「安田記念」の翌週に配備されているのは「残念・安田記念」というベタな発想も2006年までの下級重賞にはそぐわない「別定規定」下では通用していたが、現行規定を採用した2007年以降はバリエーション拡大中の様相。

 昨年、再生された同距離である「メイS」が「安田記念」に続き当該番組にも力関係を持ち込み機能し、さらに「マーメイドS」への波及は記憶に新しいが、それが、そのまま単年施行化して、それらのルートを消失させずに今年の競馬番組にも施行実績を残し、今年は、その1着馬をこちらに出走させることは、ほぼ確定的で「安田記念」での3歳馬1着起用による、ドリームゼニスへの何らかの機能付与は想定の範疇である。


リゲイン総研(本部ログ)-安田記念xエプソムC