多分、「桜花賞」の裏側で施行されている「第2回小倉第11,12日」の編成など、何を代替しているかなどを意識している方は「暦」と「競馬番組」の関係重視派以外は、僅少だろうし、殆どの研究者が「条件特別」について「番組解析」や「戦歴特性」によって「起用性」を検知するシステムの研究を避けているから、「桜花賞」の裏側が「中山」であろうが「福島」であろうが「小倉」であろうが無関心だろう。
しかし、主催者が「夏季番組」から数々の「条件特別」を持ち込んで施行するには、それぞれに込められた意味があるとするのが、番組研究である。
例えば(後づけになるが)昨年の「博多S」を制したシングライクバードは「第22回フラワーC」の3着馬であり、その「博多S」施行日の新馬戦を制したトップモデルの戦歴は「桜花賞」の連対馬を間接教唆しているし今年の「博多S」は「1回福島競馬」、場合によっては「3回中山競馬」を代替するものであるから、そこから「春雷S」のウエスタンビーナスまで連携連想する事は容易なはずである。その解釈の為には、この「小倉」が「中京」を代替するものとは全く別個のものであるという意識が必要となる。