第47回報知杯弥生賞 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

馬番 予想 馬名
3
エイシンアポロン
1
ヴィクトワールピサ
4
ミッションモード
12
ビッグバン
9
× スマートジェネシス
11
× ダイワバーバリアン

 グレード制導入前は、現在の「共同通信杯」である「東京4才S」を走ったキャラクタが「弥生賞」を勝って「皐月賞」へ出走するのが定石ルートであったのは、その頃の「弥生賞」が芝1800m戦であったからかもしれない。つまり異場等距離経路歴を刻印する為のレースとして機能していたことになる。
 そして、ミスターシービーが非グレード制のクラシックの幕を引き、翌1984年にシンボリルドルフが初めて芝2000m戦の弥生賞馬としてダービーを制することでクラシックステージに於けるグレード制の幕開けを宣言した。
 今年のクラシックのステージを照らすライトはグローバリゼーションの名の下に国際認定グレード競走の為に用意された駒たちに向けられることになる。
 しかし、「東京優駿競走」を頂点とするクラシック競走をはじめ、それらに用意されたトライアル重賞は(国際)を名乗りながらも非繁殖牡馬つまりセン馬には出走許可を付与していない(国際)としては不完全な状態を維持している。
 そんな中、当該「弥生賞」及び「セントライト記念」は全性戦としてシンボリルドルフの時代から開かれた番組であったと言うことが出来る。その後、クラシックの・・・