【NEWS】ディープスカイ年内引退・凱旋門賞は回避濃厚か!? | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 昨年のダービー馬ディープスカイ(牡4・昆貢)が今年いっぱいで現役を引退する。
 27日、ディープスカイの事実上のオーナー(名義は娘婿の深見敏男氏)である深見富朗氏(72)が本紙の取材に対し「今季限りで現役を引退することを決意した。来年から種牡馬に転身する」と名言したもの。父アグネスタキオンの後継種牡馬にという生産地からの熱望に応えるもので「シンジケートなど詳細は今後、最善の形を模索しながら煮詰めていく」。
 ディープの今後のプランは来週の安田記念(6月7日=東京芝1600m)から宝塚記念(6月28日=阪神芝内2200m)。
 このGⅠ競走・2戦を連勝する条件でフランスの最高峰レース、凱旋門賞(10月4日=ロンシャン芝2400m)に挑戦するプランを関係者は掲げており、すでに5月上旬に第1次登録済みだった。
 だが、この件に関しても深見富朗氏は慎重だった。「パワーが要求される重い芝への適正が軽い走法のディープには疑問。また長距離輸送や海外での検疫、現地での調整面など容易ではない。まして59.5キロの酷量ではつらい。現在、熟慮している段階」としたが、回避の可能性が極めて高いことを示唆した。
 凱旋門賞回避なら、ディープスカイは今秋、得意の東京コースの2つのGⅠを選択することになる。天皇賞・秋(11月1日=東京芝2000m)→ジャパンC(11月29日=東京芝2400m)。そして4歳いっぱいで現役引退。これがオーナーサイドの現実的なプランだ。
(09/05/28発行:大阪スポーツ)


◆一紙ネタ(しかも東スポソース)なので、ガセかもしれないが、凱旋門賞回避は、どうであれ、昨年のダービー馬が、ウオッカ共々年内で引退だとすると、今年のダービー馬にとって来年の「春天」出走は至上命令となる。

 この世代のダービー馬は「秋天」出走ではなく「神戸新聞杯」から「菊花賞」を経て「JC」をスルーしてでも3歳で「有馬記念」への出走意思が磐石なキャラクタを求めることになる。