10年前に知人から頂いた本。

桐島聡氏の発見ニュースで再び手に取りました。

 

若者のいちずな正義感ゆえに大惨事をまねき、多くの人を傷つけました。

しかし、彼らを「無差別大量殺人者」として非難する前に、

その当時の日本の政治的背景も知ってほしい。

報道されない真実もここにある。

 

そして、

永山則夫死刑囚。

その時代の中でもがき苦しむ若者の声に

大人たちはどのくらい耳を傾け、

政治の力を尽くしたでしょうか。

その間、何十年にもわたり「裏金」で私財を肥やし続けてきた政治家たちは、

いったい何を見、何を感じてきたでしょうか。

 

そしてそして、

「死刑にすればそれでよい」という残酷な制度にも疑問が残ります。

 

 

 

 

↑こちらは、作家の故・松下竜一さんの解説です。

「現代教養文庫」版開設ー人の精神の輝きを見る より