アピール 40
ブルーだ。ダーツのトーナメントで、総当り戦で、初めて勝ち星0を記録した。
昨夜の店ではとてもいいかんじだったのに、そのあとがいけないやね。
たまに「一杯どう?」とかいうお客さんにのせられて、飲みすぎたうえに、また朝までコースだった。
寝ないで行くのはいつものとうりだけど、今日は悪すぎたな、グチでした。
昨日は、店的にとても不得意な、給料日後の週末、それにしちゃお客さん来たほうかな。
例のごとく、なんかネタないかねーとか言ってたら、飲み会帰りの近所の可愛い女の子、
とても面白い話連発してくれて、大変だった。
そのうちの一つ、それは人もまばらになった、帰りの電車の中でのこと。
彼女の後ろに、ガラス窓にうつった若い男一人、なにやらちらちらガラスにうつった彼女を見てる。
青いシャツにネクタイ、ちっとだけアキバ系入った?脇に汗シミありのやせた男。
何を思ったか、突然ネクタイをスルスル、ボタンをプチプチ、胸をはだけはじめたと。
ぎょっとしたけど無反応を装い、冷めた顔して見ていると、どんどんエスカレートして、
袖除いて、上半身ほぼ露出、その上、ガラス越しに、ウインクバチバチ攻撃でなにかをアピール。
結局、次の駅までずっとそのまんまし続けてたと。彼女降りた後、どーしたのかいな。
こんな誘い方?表現のしかたもあるのかね、でもその後なんもされなくてよかったよね。
可愛いね、とか好きだよ、とか、したいっ、とかいいたいのかね、言えばいいのに。
でも、悶々としてるのを我慢してしらんぷりしてるよりいいのかな、何も生まれないしな。
とりあずそんなネタで店は大爆笑でした。
四十 忍ぶれど色に出でにけり我が恋は物や思ふと人の問ふまで
平 兼盛
誰にも知られないように、好きなあの子の事でいろんな妄想ふくらましてたつもりだったんだけど、
「おまえ何考えてんだよ、にやにや前膨らまして、このやろ女のことだろっ」、なーんて人が尋ねてくるほど
顔に出ちゃってたらしい、いかんいかん
それじゃ顔じゃねーか、まぁご愛嬌。色は顔色。人ごとみたいに言ってるよね、誰に向けてだろ。
まっ、相手の気をひく美しいアピールだろうかね。
出来ないんだよね、これ、忍ぶこと。好きだったら、すぐ言っちゃう。まぁ好きにも色々あるけれど。
この人もそうやって歌にしちゃってるとこでもう、嘘っぽいけど。
へんてこ電車君はいただけないけれども、忍ぶなんちゅーことは、非生産的でいけすかん。
まぁそうしなきゃいけない状況もあったりするか、ない?皆さんはどうでしょう?
許される男 14
また日が暮れる 早いね、そしたら明けてまた暮れるなんていう歌があるがまた今度
もうすぐ開店でまた、一日が始まるね 昨夜は人あんまり来ないのにずっと人がいる、という
ある意味完成された変な店だった 場末バー三部作
開店後ほどなく第一部、付き合いの長いサーファー来店、やることもないので、ヤッツィーなる
ダイスゲームに興じる これは、5つのダイスを3回ふり、めを揃えるという単純にして深淵なるゲーム
さんざん熱狂してヤッツィー連発(めが5つ揃う事)して勝ち越し 世間話して、まいど
しばらく間をおいて第二部、筋金入りダーツプレイヤー来店、黙ってると一人で何時間も投げ続けるので、
最近絶不調ながら501対戦、いきなり180出して20ダーツでフィニッシュ、いけるかな?と思いきやそれっきり
で、数時間、誰にも邪魔されずダーツ投げっぱなし 結局大幅負け越し、深夜過ぎてもう帰るってな頃
第三部、飲み会帰りの近所のかわいこちゃん登場、後はもう飲むしかねぇ、もう飲んでるけど、
てな具合でお決まりの、深夜朝方営業の本来の姿、なほ恨めしき朝ぼらけかな、に突入で三話完結
かくして、場末バーの一日は幕を閉じたのであった、じゃなくって、今日の餌食は第一部のサーファー君
もてるんだよね、昔から 決まった女はいつもいる でもちょこちょこ遊んでる
昨日も、今、彼女は祖国に里帰り、今日は金髪の26歳アメリカ女と遊んできた、と、のたまいやがった、
でも、ばれるんだよね 昔から 今まで何回も遊んでるの彼女にばれて憂き目にあってる
しかしそのたんびに許されてんだよな、なんか必殺技があるの?
十四 陸奥(みちのく)のしのぶもぢずり誰ゆえに乱れそめにしわれならなくに
河原左大臣
陸奥の信夫で産するしのぶ摺りの、その乱れ模様みたいにボクのこころは、忍ぶ心で乱れまくってるんだよ
君以外の誰かの為に、乱れ始めたボクじゃないのに、そんなわけないじゃないか、君だけさ、ほんとだよ
ちょっとちもき悪い、心変わり?浮気の噂をなじられた男が、そんなわけないじゃないかと
女にとりつくろってるという状況かな、ほんとかな?どうかな?許されたのかな?まいっけど
体質の気がするんだよね、女に許されちゃう男、サーファー君もそうっぽい それとも必殺技?
人を呪わば 38
今日はもう夏だな
二日酔い気味の重たい頭には日差しがきつい
どうにも最近、酒を飲むことがやめられない お客さんが来てなんか出すと一杯
おかわりされるとまた一杯、だれかが一杯どう?というと(いわねーけど)もう飲んでるから、でも一杯
始末が悪いのが、お客さんいなくても、しょうがねえ一杯、皆帰っちゃっても、まいっかまた一杯
挙句の果てに昨日なんざ、よその店いって一杯二杯
仕入れはかさみ、お金無くなる、お客さんこないの三重苦だった
それでも早い時間は女の子などが来ていて、最近悪い癖のこんな歌、あんな歌でふっちゃった
三十八 忘らるる身をば思わず誓ひてし人の命の惜しくもあるかな
右近
あんたに忘れられちゃう私の悲しさなんかどうでもいいのよ、でもね、あんなに神様の前で
永遠の愛を誓ったあんたが、それを裏切った天罰で命をおとすかもしれないのが、残念でならないわ
フフッお気の毒
怖いよ、穴二つだよ、五寸釘とかやめようよ
こんなの相当だと思うけど、そん時いた女の子、別れた、というか去った男に近いものを感じたことがあると
そういえばそうだ、この店でもいたよ前、そんなかんじの二人が やなもん思い出した
まぁ軽はずみにいろんなこと誓っちゃわないようにしようっと まっしないけどね
そりゃそうと右近だ、最近ウコン粉末なるものを常飲してるんだよね
それをする前は、月3回ぐらいはひどい二日酔いで次の日飲めなかったのに
それがなくなっちゃった そのせいだ酒止まんないの、じゃあしょうがねーな
バイアグラで女止めない奴と一緒か、違う?飲んだこと無いけど。
ちょいの間 57
唐突ですが、カメが好き 子供の頃姉ヶ崎という所のすし屋で
鯛とかが泳いでいる水槽の中で、数匹のウミガメのこどもがひらひら泳いでいるのを目撃してからかな
今も我が家に、もう18年も同居中のゴヂラとセマルというカメがいます
それとは別なのですがとてもよくカメと遭遇したりする ヘラブナ釣りをしてるとクサガメが釣れる
つり禁止の池に深夜数人で忍び込みルアーでバス狙ってると巨大なミドリガメが釣れる
港の見える丘公園を、女の子と散歩してると噴水の池をこっちに向かって500円玉ぐらいの
ミドリガメがぱたぱた泳いでくる てなぐあい
5月に、画商やってる友人がゴッホ展のチケットくれたので(お客さんの可愛い女の子に)
とても行きたかったので、その女の子と一緒にいってきました
まだ神戸かどっかでやってるので、機会のある方は行って、その狂気をはらんだ筆致におののいてください
自画像の頭の毛やら、いとすぎの倒錯加減やら、長い話になっちゃうな、すごかった
さてその日、東京駅に降り立ち、送迎バスも混んでるし天気も良いので、皇居のお堀の周りを
歩って美術館までいくことにしました 途中、暑くなったのでシャツを脱ぐべく、女の子を呼びとめ
ふと、お堀を覗くと、なにやら巨大な丸い物体がぬーっと近づいてくる
それは甲長50センチはあろうかという(通常国内種は30センチほど)巨大なすっぽん
あわてて女の子に「すっぽんがいる!」といい二人で見ていると、ほどなく深みに潜っていっちゃった
すっぽんは野生の状態だと、とても警戒心が強く、ほとんど人に姿をみせることはなかったりします
なのにそいつは、まるでこっちに挨拶するように寄ってきて、顔見せて消えちゃた
まぁ二人でぼー然として、後はばかうけ、大笑いしながら美術館に向かったのだけれど
五十七 めぐり逢いて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半(よは)の月かな
紫式部
やっとめぐり逢ってなんだそれ月?かどうかも見分けがつかないうちに、
あららもう雲に隠れちゃったお月さん
なによ久しぶりに逢ったのにあなたなんだか実感わかないうちに、月が雲に隠れるみたいに
姿を消すのね、 もうちょっとなんかないの?まったく
これは、ホントは相手が、幼馴染かなんかの女の人らしいのですが、へんな深読み?浅読みすると
やっと逢えたのに今したの?それで終わりなの?私まだよ、なにあんた帰るの?
帰っちゃった、なによ、ふんっ!
こりゃいきすぎ、まぁ面白く勝手に訳すと忘れないね
ちなみに紫式部は色恋沙汰にあまり縁の無いまじめな女の人だったようで、失礼いたしました
友との、つかの間の再会を惜しむ気持ちを、美しい月を惜しむ気持ちに重ね合わせた
なんかいい感じの、つかの間のすっぽんとの出会いは・・・苦しいかな 月とすっぽんということで
以上、BARの店主、カメとの遭遇日記でした。
けんもほろろ 72
プレイボーイって今時言うのかね、あっちこっち粉かけて
まめに金使って、気遣って、よいしょして、一発勝ち取ると人に自慢しちゃうような奴
今や蔑称だな、身近にいたりするけれども
もてる奴ぁなんもしなくても、女寄ってきちゃうもんね、で、どんな扱いされても、
惚れてりゃついてっちゃうし、何人もな、そこが問題
もててんだかなんだかわかんないけど、いろんな女にうやむやに受け入れられちゃうタイプもいるな
まぁどいつもこいつも、始末の悪いダメ男っぽいけど
昨夜飲みに来たワイハ帰りの仲良しカップルの彼女、昔百人一首、百首覚えたそうで
そんじゃ、そんな彼女にぴったりの一首とか言って、前述の一番目のタイプの男よろしく
「彼氏に内緒で遊び行こうぜ」と前ふりした後ね
七十二 音に聞く高師の浜のあだ波はかけじや袖のぬれもこそすれ
祐子内親王家紀伊
すごく評判になってる高師の浜のいたずらに立つ波みたいに、あなた、そのへんでちょいちょい
浮名を流してるじゃない、うっかり引っ掛かからないわよ、涙で袖濡れちゃうから、寄らないで、フンだ
こんな事言われんのは一番目だけかな、もちっと冷たいかんじに訳したいのだけれど
そん時いた女の子は「私身持ち堅いから」と言っていた、それでよろしいね。まぁ店でのはギャグだけど
女たらしのたかし君がいたら、誘われたら言ってあげると効果的だな
別の意味で引かれるだろうけど、個人的にはとても好きな歌
おまけ
人知れぬ思ひありその浦風に波のよるこそいはまおしけれ
中納言藤原俊忠
内緒だけどやりたいって思うから夜こそっとおまえんとこ寄って言わせてくれ、やらせろって
この歌への返歌だったりする、細かいとことても巧みに返しててすばらしい
こんぐらい、ウィットに富んだ駆け引きしたいもんだ、想像してね。
きっかけ 70
今日も梅雨らしからぬいい天気 Tシャツ短パンでバイクでうろうろして気持ちいかった
こんな日にぴったりの歌は、なぞと考えると、これが無いんだな
これはわりと最近気がついたのだけれど、わくわく、うきうき楽しいシチュエーションに
あてはまる一首は無いんですな、うーんとか、悶々とか、ちくしょうとかばっか
一人で旅行する時、本になってる百人一首と、開高健さんの「地球はグラスのふちをまわる」
というエッセイを必ず持ってくようになったのは10代の頃、その「地球は・・」の中か、他のエッセイ
か定かでないが、その小説家が旅先に百人一首を持っていくというくだりがあったんだな
今となっては、その時「あっおんなじだ」と思ったか、「真似しちゃおう」と思ったか、つまり見る前か
見た後でそうなったか覚えてないのだけれど
21の時、マニラの安ホテルで、危ないガイドにアブナイ煙でもくもくの幌付トラックの荷台に乗せられて、
何時間も連れまわされて、氷入りのまずいビール飲んで、腹こわしてトイレから離れらんなくなった時、
トイレに座ってずっと百人一首読んでたんだよね
ちょうど当時の彼女と別れてしばらくした頃で、まぁいろいろおっかない思いとかして、リーゲーで
動けない時
七十 さびしきに宿をたち出でててながむればいづくも同じ秋の夕暮れ
良ぜん法師
あんまり寂しくてどうしようもないから庵(いおり、まあ住んでるとこ)を出て眺めわたしたら
なんだ、どこもおんなじ寂しい秋の夕暮れだぁ、腹いてぇ
この歌がひっかかっちゃった、もともとガキの頃から好きな歌で、なんで好きかと言うと
響きが好きなんだけど、小学生の頃読んだ「暴力大将」という漫画(どおくまん作)があって
その主人公、力堂 剛くんが、新しい町に引っ越してきて原っぱ歩いてると、近所の悪がき軍団が
集団で喧嘩してて、その時一言、「おうっ、いづこも同じガキの夕暮じゃい」とかなんとか言って
関係ないのに喧嘩に乱入する、という場面が忘れられないからかな?
かなり横道それたけど、痛い腹のままホテルの外出たんだよね まんまと壮大な夕暮で
秋じゃないし、ソレは寂しいとかじゃなくて、「ドカーンッ」ってかんじのすごい質量と迫力の
東南アジアの夕暮 だったのだけれども、不覚にもウルウルきて、これまた不覚にも
別れた彼女にコレクトコールかけちゃった
そんで、サム・クックのA CHAINGE GONNA COME でもそんときゃオーティス・レディング
が歌ってる奴聴いて、もう帰ろう、とか思っちゃたんだよな
今この歌読んでも、なんちゅうことはない、日本の秋は寂しいねぇぐらいなかんじなのだが
この時は、サム・クックの歌ぐらい入ってきたかな
それからですかね、なにかにつけて「今のソレはあれだ、あの歌」とかこじつけるようになったのは
オーティスの歌の歌詞なんか、百人一首っぽいの多いんだよな
今でこそ、DOCK OF THE BAY とかが有名だけどホントは情けなチックなラブソングばっか
歌ってたし
まっ、機会があったらそんなやつも、長かったなぁ、今回。
季節感 2
梅雨なのにいいお天気、布団いっぱい干したくなるね
昨夜は店に亀がいっぱい来た、あの甲羅があるやつ
飲みに来ると出逢えます
百人一首、このようなブログで綴っていると、なかなか季節感を感じつつ、という書き方が難しいです
全部で100個だし、今梅雨だけど、雨の歌ないし(村雨だけじゃねーかな、秋)、
春過ぎちゃったし、冬までもちそうに無いし、夏の歌ちょっとだし、圧倒的に秋の歌が多いし
まぁ秋まではもつのかな、そんなかんじ 選び方も思いつきなのでその辺はお許しを
そんなんでも今の季節っぽいやつ
二 春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山
持統天皇
ありゃりゃ、いつの間にやら春が過ぎて夏が来ちゃったらしいね、夏になると
白妙の衣を干すという天の香具山に。 いっぱい干してあらぁ、真っ白
まぁ夏になったんだねー、を美しく表現かな 天の香具山、実在の山でなんか
伝説があったりして、白くなると夏だそうで、何で白くなるかは諸説あるとか、
まぁシロタエの衣干してでいいけどね
今日みたいな日にうちのマンションの前の坂上がってくると、高層マンション群の、ベランダ中
白い布団が干してある、夏来たねー。
幸せのおすそわけ 85
今日は新婚ほやほやさんの新妻お披露目DAYなかんじだった
いいやね、にこにこで 今日来た皆さん、幸せもらったねー
でーも、早いうちにお客さんひいちゃって、週末は遅くまで営業しますとか
言ってる手前、またしても人待ちな午前2時てなぐあい
しかしながら思いがけない女の子とかが出現して、どーにか、間が持ったけど
八十五 よもすがら物思うころは明けやらぬ閨(ねや)のひまさへつれなかりけり
俊恵法師
一晩中つれないおまえのことを妄想して暗ーい気持ちでいると、なかなか夜が明けずに
白んでもくれない寝床の戸の透き間まで、 つれなーいかんじに思えてくるよ、開けてくんないかな、そこ
ほんとは男待ってたい女の情景だな、このなまぐさ坊主
暗ーい気持ちだから、光が差さない暗い闇はつれなーいかんじ、やばい、共感してどうする
でも、誰もいなくて店でお客さん待ってるとこんななんです、ちっとの隙間を猫が通ったりしてね
まぁ明るくなるまでは待たないけどね、そこそこの時間までは、みんな待ってるよー!
色香 9
また、やっちゃった 昼前に起きて出かけなきゃいけなかったのに
ちっとも起きらんなかった 若い頃はもちっと意志も身体も強かったのにね
まぁ年のせいにするのもなんだけど、失われる物は多いやね
店に蟹がきた、あの横歩きする奴 昔からおつむは弱いかんじだったけど
そげててかっこいいに紙一重だったのに、「キャバ嬢にどうやってダーツ教えたらいいんですか?」
なぞと訳わからんこと、のたまってたな、デブってたし そりゃいいとして
九 花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に
小野小町
キレイだった桜の色は、なんかすっかり色あせちゃったわ むなしーく春の長雨にさらされてるうちに
私の色香はどこいっちゃったのよー、無駄に色恋沙汰にかかずらわってあんな男やこんな男と
好きよきらいよやってるうちに
さぞかしいい女だったんだろな、昔はあんまりいい鏡なかったそうだから、それでもわかるぐらい
色あせたのかいな、でもきっと今にするとそんな年じゃない頃なんだろな、この頃みんなやること
早かったようなので この人確か生没年不詳なんだよね でも色恋沙汰ですごい話いっぱいあるみたいで
誰かいい話知りませんか、聞いたことあるのは百夜通いが、なんたらかんたらとか 怖っ。
まっ年をとるのはいいことだ、要はとり方だな
男も女も四十路からだぜ、男は負け惜しみ、女は本音!いいのかな?
昼はどうもね 49 83
今日もはっきりしないお天気ですな
こんなんで夕方から雨が降り出したりして、しかたなく車で店にいったりすると
店開ける頃には雨が上がったりする。駐車場代返せまったく、てなかんじ
どうもこんな時間は調子が出なくてぼやき気味ですな
夜中に盛り上がっちゃったからね
四十九 みかきもり衛士(えじ)のたく火の夜は燃え昼は消えつつ物をこそ思へ
大中臣能宣朝臣
宮中の門を守る門番がたく、かがり火が夜中中燃えてんのに昼は消えっちゃうみたいに
俺もおまえんとこ忍び込んで夜はあんなに燃えるのに、昼は消えっちまって
お前との妄想で頭おかしくなっちゃうよ、今夜はどんな、あんな、こんな、ガーッ!
仕事してんのかね、この人 「逢う」が契る?やるであるように「物を思う」は、まぁ解説本なら
恋の物思いとでも書いてあるかな、でもそのものずばり「やりてー」なんだよなほとんどの場合
そうやって読むととても共感できる一首だったな、若い頃。
店に来るお客さんたち、いつも楽しく酒飲んでるだけなんだけど、ふいにまったく違う側面をみせたりする
昨日もたまに来る関西弁のおにいちゃん、いつも一緒にくる奴寝込んじゃうのに、楽しく遊んで帰るのだが、もう他に人もいなくなった頃、突然、大変な身の上話を、楽しそうにおっぱじめちゃった
ほんとに大変そうなんだけど、楽しそうだからいいのかな、なんか似たもの同士っぽかったし
話しやすい雰囲気があるのかね、こういうことはままあったりする
八十三 世の中よ道こそなけれ思い入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
皇太皇后大夫俊成
なんつーか、この世の中、憂さをはらす場所なんてほんとにないんだな
俗世から離れたくて思いつめて入ってきた、この山ん中でも、鹿がしょぼい声出して悲しげにないてらぁ
もう酒飲みにいこうっと
解説いらないかな、今も昔も一緒。まぁ鹿のいる山の中にゃいかないから、とりあえず酒場にいくさ
そこで楽しそうに憂さは晴らしましょう、暗いのはだめだよ、楽しく、潔くね、皆似たようなもんだから、ねっ。