こんばんは。
本日2本目書きます。
ハイキュー!!の次に観にいきました映画は、ルックバックです。
良さそうな評判をちらほら目にしていたので観たいと思っていました。
上映時間が58分と短いからか、特別料金1,700円でした。
チェーンソーマンを描かれた藤本タツキさんが原作とのことで、映画を見る前に何となく原作漫画を購入。
(読むのは映画を見終えてから)
さっき、ハイキュー!!の入場特典でいただいたコミックとほぼ同じ厚さ。
すぐに読める短編です。
帰宅してすぐに読みました。
すごい、映画は原作に忠実。。だいたい映画化された漫画や小説は原作を端折られているものが多いけど、ルックバックはむしろ、原作では言っていない言葉がちょこちょこと加わっていたりして、それでいてそれは邪魔ではなくて映画ではあったほうがわかりやすい言葉で。
小4だった少女、藤野が6年生…中1…17歳…と大人になっていくのですが、同い年だけど隣のクラスで引きこもりの京本と、6年生の終わりから17歳ごろまで一緒に過ごし年を重ねていく。
小4の藤野は絵が得意で、学年新聞に4コマ漫画のコーナーを持っている。
同級生や先生からも評判がよく、絵がうまいと持ち上げられている。
ある日、担任の先生から、隣のクラスの不登校の子(京本)に漫画のコーナーをひと枠譲ってやってくれと。
次に刷られた学年新聞の4コマ漫画のコーナーで、京本の絵が格段にうまいことに驚愕し、負けず嫌いの藤野はその日から絵を上達させようと努力を重ねる。
ところが、実は京本は京本で、藤野の描く漫画にあこがれていたのだ。
担任に、卒業証書を届けるよう頼まれて京本の家を訪れたことで二人は出会った。
(お互いの絵とは出会っていたが、対面ではここで)
漫画ではわからない、京本の山形弁。なまりがとてもよかった。
最近の時代設定ではあるものの、田舎が舞台だからか、二人の部屋の作りや小物になんだか懐かしさを感じた。
私は、自分に誇りを持てるような特技もないし、誰かと競ったり、負けたくないと思うことがないのだが、そういう気持ちになったことがある人にはすごく刺さるだろう。
原作者の先生ご自身の経験や思いや葛藤もいろいろ含んだ作品なのではないかと想像した。
また、京アニの事件を思い起こさせるようなこともあり、絵を描く人の、そのあたりの想いも感じられた。
たったの58分(上映時間)と思ったけど、見終えたらまったくそんな感覚ではなく、2時間ほどの映画と同等の満足感を得られた。
なかなか時間が取れない人にとっては、短い時間で濃く素晴らしい映画を見ることができるので、お得なのではないでしょうか。
ではでは、これからもう一本映画を観てきます!