もう本っ当に久々の書き込みなので私めの存在など忘れられているとは思いますが、バレrinaさんの記事を読んでつい思ってしまったので、書いてしまっています。
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そう、バレエ修行で哀しいのは、素人はかなり本格的に学んで来ないとバレエ教師にはなれないという事です。
(正直言って、プロダンサーだって教師の資質がある人ばかりではないと思う)
元プロでなくても教師の資格は充分な方もいらっしゃるでしょう。ただ私は、プロ志望の児童やジュニアを育てるのは、やはりある程度の環境と期間でプロとしての活動経験があった方が良いと思っています。
何より早く日本もバレエ教師を免許制にするべきだと考えています。
半世紀近くですよ、半世紀レッスンしていても私めはマトモにバレエを踊れません。これでも10代の時は週に5〜6日はレッスンをしていたんですよ… 私めの資質の問題でもあるのでしょうが、とても教師になんてなれない
若い頃、おこがましくも友人教師の代講やサークルのような形で大人初心者🔰の方を指導した時期もありました。今から考えると土下座して謝りたい気持ちです
(良い生徒さんばかりでとても楽しくて宝石のような思い出ですが。)
半世紀経って、そろそろ老年期に入り、家庭の事情でレッスンも週1どころか最近は月2回程度 自宅で細々とレッスンはしていますが、実は面倒で仕方ない気持ちでそろそろ根を上げそうです。
自宅ではジャンプも出来ないし、狭い廊下以外は古い畳の上にリノリウムを敷いてレッスンをしてるのでバランスはボロボロです
年齢も年齢ですから筋力と柔軟性は落ちる一方。
でもね、ちゃんと伸びていく部分はあるのですよ。(思うのは自由だからね〜)
自宅で1人でレッスンしていると、とことん自分と向き合う世界になります。
レッスンしていて、「あ、失敗した」と思ったら何度でもその場でやり直しが出来るんです。(なのでバーだけで2時間以上も掛かったりしちゃう)
タンジュひとつの出し方が気に入らないから繰り返し研究の沼にハマる。自己流の罠に落ち入りながら。
でも、段々とやはり変化して来るのですよ、いくつになっても
もちろん悪化の可能性もありますが、
(だからちゃんとレッスンには行って先生に直してもらって下さいね。)
「あら、この感覚、以前と違う」
ターンアウトの感覚が変わる→他の動き方も感覚が変わる→安定して出来るようになる。
こんな感じに。
突然開眼する時もあれば、徐々にやり易くなる事もあります。
人の身体って、変化するんですよ。
90歳の老人(母)の筋力だってね、訓練すればちゃんとアップするんです。若ければ若いほど変化は大きい。
バレエを習い始めて数年の方は変化の幅が大きいので、私達老兵族からはとても羨ましいですが、本人達にはやはり牛歩(めちゃ遅)の感覚でしょう。
でもね、タンジュを突き詰めて行くと、ちゃんとターンアウトも変化して行くように、土台を細々と磨いて行くと、きれいに踊れるようになるんです。
私のように足裏にこだわって、ポアントが立ち易くなるとか。
足指の一本を変えるだけで変化するのがバレエなんです。
いつまで経っても教師にはなれないけれど、こんな面白い研究をやめられます? 多分、スケートとか他のスポーツでも同じだと思う。
歳を重ねて、出来ない事は増えるけど、磨く事はまだまだ沢山あります。
だからバレエはやめられない
本音はもうギブアップしたいんですけどね。
こんな生活でもバレエは私の人生のパートナーです。
ダンナさんより付き合いは長いので。
皆さん、いつまでも無理なくバレエを楽しみましょう❗️
私は最近ちょっと自信ないんですケド
でもレッスンは出来なくても行くよ
ハッピーダンシング