今日は クラシックで、モーツァルトのレクイエム ニ短調 K.626 です。
辛くて、悲しい出来事があった、わたしへの鎮魂歌です。
大切な人とのお別れでした。
わたしのお思いをぶつけるばかりしてしまって、その方への深い配慮
が足リませんでした。
ご存じのように、モーツァルトの作品は、作曲した数が多すぎて、作
曲した時系は不明のことが多かったため、のちに ケッヘルが 作品数
約900とも言われる モーツァルトの音楽作品を時系列的に配列して、
「モーツァルトの全音楽作品の時系列主題別目録」
を作って、その番号がケッヘル番号として世界共通の認識番号となって
います。
この曲は、レクイエムニ短調 K.626 は「死者のためのミサ曲」(鎮魂
ミサ曲)です。
映画「アマデウス」(1985年公開)をご覧なった方はご存じの通り、
この曲は亡くなる直前まで書かれていて、未完のまま残され、のちに
完成されたという作品です。
わたしも、この曲は公開された当時に観たこの映画の中で演奏されて
いて、そのあとから聴き込んだ作品です。
作品は6つの構成になっていて、全14曲で、わたしは中でも、
『セクエンツィア(続唱) 第8曲 Lacrimosa (涙の日)』が好きです。
lacrimosa はイタリア語で「悲しみで涙あふれて」という意味ですが
楽曲タイトルでは「涙の日」となっています。
こちらは、カラヤン指揮でベルリンフィルハーモニーの演奏。和訳付きです。
『レクイエム』の最初から始まっちゃうみたいなんですけど、ご面倒でも、25:50くらいから始まりますので、動かしてみてください。29:20くらいまでで、曲はその後も続きます。
気にいって頂けて方は最後までどうぞ、長いですけど。
映画の中でも、亡くなったモーツァルト が収められた棺桶を墓地に
運び埋葬される場面で演奏されていて、涙あふれ悲しみが満ち溢れ
る感情が表現されています。
特に、最後の 「Amen」の歌声が心に染み入ります。
いろいろな指揮者とオーケストラのアルバムが出されていますが、
わたしはカラヤン指揮ウィーンフィルのこのアルバムが一番好き
です。
主よ、罪あるわたしに裁きを与えたまえ!