今朝のNHKのニュースのあるコーナーで、「フェミサイド」についての
レポートがありました。
国連では女性への差別や男女間の力関係など「女性という性別」を動機
に関連した殺人を「フェミサイド」と定義しているそうです。
ジェンダーに基づくヘイトクライムです。
一昨年の一年間で世界で5万人以上、特にアフリカでは2万人以上の女性
が男女関係や家族関係で殺害されたそうです。
アフリカのケニアの女性マラソンランナーが念願のパリオリンピックに
出場した後、帰国後に元恋人に殺害されたそうです。
女性がマラソンで得た収入などを自分から遠ざけようとしている、自分を
ないがしろにしていると思い込み殺害に至ったとのことです。
ケニアでは、男は尊敬されることが伝統で、一家の長になるように創られ
ていると考える、伝統的な家父長制度や昔ながら価値観が古くから醸成さ
れていて、国の経済情勢が悪化して、男たちが職を失う中、教育を受けた
女性たちが働く機会が増えていくことへの不満を女性にむけて爆発させて
いて、去年の11月までの三か月間に97人の女性が殺害されたそうです。
加害者へのカウンセリングや学校での子供たちへの教育で女性への意識改
革などが行われているそうです。
日本でも過去には男尊女卑や「男を後ろから立てる、支える」や「しおらし
くしなさい」といわれた時代、男性に従ってないと生活や地位が得られな
かった時代はもはや遠のいて、男は稼いで当たり前、女はうちにいて家庭を
守るといったような古い伝統的価値観は、今はもはや払拭されている。
はず、なのに、いまだに日本でも男女間の意識が理想的なものになっていな
くて、世の中では、男性による女性への攻撃があとをたたない。
殺人事件についていうと、日本では事件自体の発生数がが欧米に比べて圧倒
的に少ないけど、被害者の女性比率は53%近くなっている。
これからは、わたしの男性への個人的な感情を書いていくので、男性がお好
きなかたとか、別にーそんなに興味ないと思われている方は、読み進めない
でください。
男性による性的暴行事件(もちろん逆のケースもあります)
男性による電車内の痴漢事件( 同上 )
男性による盗撮事件( 同上 )
男性によるモラルハラスメント( 同上 )
など、など、、、、。
わたしは、こんな事件が報道されるたびにイヤになります、男性大っ嫌いに
なります。見た目、汚い男性も嫌いです。
髭づらの誰かさんのCMなんか見たくもありません。(あくまで私的見解で
すし、ひとを外見で判断してはいけないこともよくわかりますが、、、)
もちろんすべての男性がそういうことをするわけではありませんし、事件の
要因は100%男性にあるわけではなく、女性側にもあるかもわかりません。
でも、こういったことで女性が被害者になる事件は、もうイヤです。
女性は(もちろん男性もそうですよ)、同じく幸せに生きていく権利を持って
いるはずです。お仕事にしても結婚にしても、普通の生活を、幸せに満ちて営
まれていくべきと思います。
でも、まだまだそうだ言えないのが現状だと思います。
選択的夫婦別性のこととか、明らかに別性を選択することでいろんな意味で
フラットな夫婦関係が築けるはずなのに、、、、、仕事の上でも、、、、、。
令和二年の「男女共同参画計画」で議論が進められるはずだったのに、夫婦別
性は家族の一体感が損なわれるとか、伝統的な家族の価値観が維持できないと
かいろんな意見で、遅々として進んでいません。
同性婚や、性的マイノリティーの人たちへの、制度や意識のことなどにしても、
今までと違うことに臆病な日本、男性主導の話し合い、そして大勢の意見に流
されがちな私たち、、、、。
男性だから、女性だからと言うことではなく、それぞれがしっかり自分の考え、
気持ちを伝えられる、いやなことはイヤだって言える、断る勇気をもてる、
ようになりたいと思います。