わたし、6月29日にいまのおうちに引っ越してきて、もう3か月以上

経つんだけど、ずっと住所変更をしてなくて、14日以上たってしま

うと、罰金が科せられることになるし、そろそろ住民票に登録されて

いる住所と現住所が違うことでいろいろ不都合も出てきたし、やっと

重い腰を上げて、先日前の市役所にいって転出届を出して、いま住ん

でいる市役所へ行って転入届を出してきました。

もちろん、実際に転居して日にちで届けを出すわけにもいかなかった

ので、つい最近引っ越しましたってことにして、、、。

 

転出届は、市民課から保険課、介護保険課とまわって、わりに

スムーズに終わりました。

住所変更にともなう新しい後期高齢者医療保険者証(以下、保険証と

略します)は○○県後期高齢者医療広域連合(以下、広域連合と略し

ます)から送付されるとのことで、無事届きますように!

介護保険課にまわって、介護保険者証を返却しました。

65歳から第一号介護保険者になって、とくに介護認定もされず、

な~んのお世話になりませんでした。

 

で、新住所の市役所で転入届です。

前の市の人口43万人と比べて今の市の人口は13万人、この差が

市役所の建物と大きさに表れていて、なんかしょぼかったです。

市民課で住所変更の手続きをして、マイナンバーカードの住所変更を

お願いした時に、あっ、そうだ、いまのカードは2015年に発行され

たもので、いまはもう見たくない顔写真になっているし、更新まで

あと一年弱なんだけど、この際再発行してもらうことにしました。

再発行手数料1000円だというし、あの顔写真付きのマイナカードと

お別れできるほうが大事!と思いました。

もちろん氏名は戸籍名のままですけど、、、、

一週間くらいしたら、新しいマイナカードが出来上がって、通知が来

るそうです。

 

で、やっとここからが戦いのお話のはじまりです、、、、、。

今まで、介護保険については、介護認定もされてないし、使うこと

もなかったので、氏名欄のことなど気にもしていなくて、戸籍名のま

まだったんですけど、この機会にこの名前も通称名にしてもらおうと

思って、介護保険課に行きました。

事情を説明して、保険証と同じ手続きで氏名欄を通称名にとお願いし

たら、介護保険証の名前は住民基本台帳(住基ネット?えっ、なに

それ、住基ネットとかカードとかまだ存在してるの??)に紐付けされ

ているので、できません、家庭裁判所で戸籍の変更を、、とのお話が。

 

いやー、戸籍の変更できればとっくにやってますし、できない状況だ

からお願いしてるんですと、

 

ここで、またわたしのやってやる精神に火がついて(こういうことに

は戦う気力がまだある!)、保険証を見せて裏面に戸籍名と性別が記

載されていることや、こういうこともあるかとあらかじめ用意しておい

た、平成29年8月31日付けの厚生労働省の通称名使用に関する通達を

みせて、読んでもらいました。

 

えーっ、通達から7年以上経過しているのに、この人たちは、この通達

の存在すら知らないのかと愕然としました。

さらに、わたしから保険証の時に広域連合に提出した通称名の使用申出

書のコピーやら、その際に提出しなくていけなかった性別違和の診断書

やら、通称名の使用実績のこともお話しして、そのコピーもお渡ししま

した。

結局、45分近くお話しして、なんとかわたしのお願いは受けて頂いて、

介護保険証作成の際の機械のシステムのことも併せて、早急に役所内で

可能性を探りますとのお返事をいただき、連絡をもらうことになりました。

 

まぁ、いい方向なのかなぁ?

戸籍の変更ができれば、なんてことないことなんでしょうけど、できない

人はできないなりに方法をさぐっていくしかないので、こういうことに力

をそそぐことは、一向に厭わない、、、。

 

人口13万人のこの町で、LGBTQ+の人が何人いるのか、65歳以上の人

で、トランスジェンダーといって通称名で介護保険証を発行して欲しいと

いう人はいままでにいなかったのでしょうが、前例がないからという言葉

を言い訳にしないでほしい、わたしはこの年齢で、この先そういった「前例

がない」を少しずつ打ち破って行きたい、そして同じ立場の人たちがこの

年齢になった時にスムーズに事務処理ができるしてようにしていただきたい

とお話ししておきました。