今日は結婚して43年になるつれあいとのお話し
です。
性別違和をぼんやりと認識するようになったのは
結婚後15年くらい経ってのことで、つれあいには
ぼんやりとばれる(?)感じの頃合いでした。
それから膝つき合わせてカミングアウトをきちんと
するまで紆余曲折ありました。
そのときにはいままの行動をずっと我慢してきたとか、
だまされていたとか自分勝手すぎるとか、私の嫌な
つらい思いはどうしてくれるのだとかさんざんな
お話し合いになりました。
しばらくは二人の平行線が続いていたのですが(いまも
たいして変わらないかぁ??)、一昨年年末2021年12月に
この状況を打破するために、心療内科に通うことに決め、
2022年1月から通院開始しました。
きちんとここでわたしの様子を確認して頂きつれあいに
話すことで、なにかが変わるのでは?と淡い期待からでした。
心療内科への通院が始まって5ヶ月、先生から次回は
配偶者と一緒に来て下さいと言われ、ジェンダー学会での
性別違和診断の前に、ホルモン補充療法の開始のための
同意書に本人とともに配偶者の署名・捺印がいりますと。
いままで個人輸入で飲んでいた薬の血栓症や肝機能障害の
リスクを説明し、そういったリスクの少ないホルモン補充
療法に切り替えた方が安全だと訴えて、なんとか同行して
もらい署名してもらいました。
このときもまだ、女性化して女性として普段の生活をする
ことには反対され、つれあいの目に触れないところで勝手に
やって、自宅周辺や知り合いの目に触れそうなところはダメ
と釘をさされました。
要は、まわりの人の目が怖い、なんて思われるか心配とか自分に
降りかかるのがいやなんですね、きっと。
口では、理解してるけど生理的に受け入れられないと。
たしかに、わたしもつれあいには若い頃さんざ迷惑かけて、
不愉快な思いをさせました。
でも、いまの自分を、これからの自分を受け入れて欲しいんです。
いまも連れ合いの外出の時、診療所への通院と車で出掛ける買い物
の時が、ゆっくりとこころ穏やかに女性としていられる時間です。
こんなわたしですが、自分らしく、なんとか自分を出せる瞬間(とき)
を見つけてゆきます。いろんな方のブログや書物とか拝見してますが、
それぞれのご苦労が伺えて、自分自身のこれからの努力の糧として
頑張ろうと思ってます。
長くなりました。もっとお話ししたいのですが、また書きますね。
よろしくお願いします。