読者の皆様良い年をお迎えになられた事と存じます。
本年も宜しくご愛読の程お願い申し上げます。
昨年からの続きとなります。
薬理の先輩の切り出し方が、唐突だったのでちょっとビックリして、おろおろ声で「どうでしたか?」
と僕にはお礼の言葉もでなかった。
「何故か良く判らないが、副腎皮質ホルモンが検出されたのだよ。」と先輩。
「エー・・・・・・」僕は開いた口がふさがらなかった。
「ステロイドの液に浸けてあった可能性があるのでは・・・・・・。あくまで推測だがね。だって臍帯に在る筈がないからね。」
僕は言葉を失ってしょんぼりとうつむいてしまった。
これは本当に許せないことだった。そのような説明は院長から全然聞いていなかったのである。