暫くじっと待っていたがおばあちゃまはなかなか帰ってこない。
「ダメかな・・・・・?」と段々落ち着かなくてそわそわしていると廊下に足音が聞こえてきた。
「あっ、此れはいけない、おじいちゃまだ、怒られる。」とうつむいてしまった。
案に反しておじいちゃまは、ニコニコして話しかけた。
「小さくて弱い子猫を良く助けたな。ミルクは貴重品で人間にしかあげられない。
患者さんで山羊を飼っている人がいるから、誰かを使いに出してその乳をいただいて来るようにするから、それで育ててみなさい。」
と話して診察場のほうに帰っていった。
ほっとしておばあちゃまを見上げると、大きくうなずいてニッコリと笑った。