それからの単調な日々が続く中で、自分なりに毎日のスケジュールが自然にできあがってきた。
朝は早起きして、誰にも会わないうちに細江公園の山に登り、焼け跡がどう変わったか見てくる。
帰って朝食、母屋の二階の板の間で窓枠に腰かけ大きな本棚にぎっしりと詰まった本を乱読して過ごす。
前に書いた忠臣蔵が一番気にいっていたが、日本文学全集、江戸川乱歩などの推理小説全集、空想小説の全集もの、吉川英治の全集もの中でも、「宮本武蔵」は難しかったが意味不明のまま読み終えた。
その他、恋愛ものの全集もあったがこれは、さすがにあまり興味がわかず少し読み始めたが放り出してしまった。