この居間の先には板敷の廊下、ここも障子で仕切られていて廊下の左は雪隠(トイレ)右が湯殿(風呂場)居間の下手は土間となって、ここに炊事用の洗い場、竈(かまど)、風呂の焚口などがあった。
昔は今の様にガスはないから、全て薪を燃していたので竈からは煙突で、煙を出すがそれでも煤けて全体が黒くなってくすんでいた。
水道もないからお勝手の壁のすぐ外側に井戸があり、勝手口から屋外に出てポンプを煽りバケツに水を溜め、その重いのをさげてお勝手や風呂に運ぶ仕事をやらされた。それが子供達の役目でもあった。
決して面白い仕事ではなく辛い作業であったが、これは登校しなくなってもやらされていた。
しかし、後年になって考えてみると、子供の頃力仕事をやらされたお蔭で体力がつき、人に負けないような馬力がでるようになれたのはこのことが幸いしたと考えるようになった。
子供のころには辛いことも我慢してやり続けることが成人してからのプラスにつながる
次回に続く![]()