こんにちは
ジュエリーデザイナーの奥野貴子です
昨日エリザベス女王の国葬に出席した皇后陛下が
どんなジュエリーを身に付けられたのかについて書きました
そのブログはこちら↓
そのブログの最後に書きましたように
今日はキャサリン妃の葬儀の際のジュエリーについてです
小さめのパールの四連ネックレスを付けられています
このパールは実は日本からのもので
1975年に故エリザベス女王が来日した際に
贈られたものでした
そのパールを使いエリザベス女王は
王室御用達ジュエラー「ガラード」に
今の形のチョーカーに仕立ててもらいました
このような形で使われていました
やがてこのネックレスは1982年に
故ダイアナ妃がオランダに公式訪問した時に貸し出されました
（皇室でもありますが上の者から下の者にジュエリーは良く貸し出されたり譲られたりします）
おそらくこの画像がその時のものだと思われます（未確認）
オランダ訪問の時にはイヤリングも一緒に貸されました
このイヤリングのパールは
エリザベス女王のご成婚の時に
バーレーンの君主からお祝いの品として贈られたもの
おめでたい思い出の品ですね
キャサリン妃は今回の葬儀で身に着けられたパールネックレスを
実はエリザベス女王のご成婚70周年記念式典に着けられていました
そして去年亡くなられたフィリップ殿下の葬儀にも
このネックレスとイヤリングを着けられていました
（2021年4月フィリップ殿下の葬儀の際のキャサリン妃）
今回の葬儀で着られていたドレスは
今年6月の在位70周年のお祝いの席で着たドレスの
色違いだそうです
キャサリン妃だけでなく
カミラ王妃もやはり故女王から譲り受けたブローチを身に着け
メーガン妃も同様に譲り受けたパールのイヤリングを着けていました
皆様それぞれの想いを装いに込められたのでしょう
ジュエリーは永く受け継がれていくものです
幸福な思い出や悲しい思い出とともに✟
最後に小さな体で弔意を表したシャーロット王女を
見えますか？
おそらく乗馬が好きだった故女王のために
胸元に小さな馬蹄型のブローチを着けられています
エリザベス女王の葬儀に際して
色々書きたいことが出てきてしまいました
例えばこれ
日本では大英国王冠と言われる国王が戴冠式にかぶるもの
チャールズ国王も戴冠式でまちがいなくかぶられます
あとね、
このブログ内で書いた中で
「バーレーンで真珠？」
って思われた方も多いと思うので
ミキモトとペルシャ湾沿いの国との関係についても
なかなか面白い話なので書きたいな～って思います
でも今週末9月24日(土)はイベントに参加するため
忙しくなるのでちょっと間あくかも・・・
私が言うところの
ジュエばな
（ジュエリーにまつわるレアでニッチな四方山話）
をお聴きになりたい方は
ぜひイベントにも足をお運びくださいね
キラキラジュエリーを見ながら
「えぇ～？」
なお話を繰り広げますよ～(笑)
9月24日(土)11:00～17:00
【外苑前マルシェ『Mirai+みらいぷらす』】
～人と地球にやさしいマルシェ～
会場など詳細はイベントHPをご覧ください
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