フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京 -57ページ目

フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイドの資格を2016年に取得しました。
現在は都内で美術の鑑賞の仕方を教えています。
詳しくはホームページから。
http://mariko-no-heya.com/


最近のゼイタクは夕食前の一杯のカプチーノ

このお店で夕方のひと時を過ごすのが最高の時間です

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以前の記事でも少しお伝えしましたが、イタリアではコーヒーは立って飲むもの。

そんな中、ゆっくり座ってカプチーノを楽しみたい方にオススメのカフェのご紹介です






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今回ご紹介するお店はLa Menagere
フランス語で「家事」「家のさまざまなこと」を意味します。


このお店、マルチコンセプトです。

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窓にも
・レストラン
・花
・コーヒー
・ミュージック
と書かれています。


ドアを開けるとおしゃれなカフェスペース。
カウンターの中にはイケメンがいます

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隣のスペースでは家庭小物を売っています。

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カワイイ
思わず手が伸びる・・・
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奥ではお花も売っています。



お花に囲まれたイケメンの後ろ姿

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カフェ利用だけでなく、レストランも併設しています。
スペシャルなディナーにどうぞ

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タパスのメニューもありますが、

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私が愛用しているのはやっぱりカフェ
ゆっくりできる時間は大切です



ドゥオモからも歩いて5分くらい

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観光で疲れた体をぜひゆっくり癒してください




夜はライブミュージックもやっています。
音楽好きの方はぜひ


La Menagere
Via de' Ginori 8r
朝から晩まで








これはどうしてもお伝えしたいと思ったので、アップさせていただきます。
フィレンツェのランドマークと言えるダビデ像を通してパリへの哀悼の意が示されていました。
地元の人に聞くと、追悼の集会のようなものも行われているそうです。

今回のテロ事件で亡くなった方へのご冥福を祈るとともに、フランスに一刻も早く平和が戻るようお祈りいたします。


Mariko




待ちに待った金曜日

「今週もがんばって勉強したからお腹減ったねー」
ということで学校のお友達とがっつりご飯に行ってきました~


観光地フィレンツェでこんな美味しいご飯がとってもお得に食べられるんです



今回向かったのはフィレンツェを流れるアルノ川の向こう側。



サンドイッチの記事でも紹介しましたが、この辺は安くて美味しいお店がたくさんあります。


今日のお目当てはこちらのCent'oriというお店。


なんとこのお店、
・パスタ(もしくはスープ)
・お肉(もしくはお魚)
・パン
・ワイン
・お水
とついて10ユーロなんです。


内装もとってもおしゃれ



ピノッキオも出迎えてくれます。



まずはお水とワインが出てきました。
ワイン、何も言わなかったけど、注文を聞いて勝手に赤を持ってきてくれました。
さすが



最初にお願いしたのは豆とお野菜のスープ。



結構おなかいっぱいだなーと思っていると・・・


次はお肉とポテトの煮込み料理




いやー、がっつりいただきました


ここからフィレンツェが一望できるミケランジェロ広場まではすぐ

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お腹がいっぱいになった後は、ぜひお散歩してこの美しい景色を楽しんでくださいね





昨日は新月でした

新月は新しいことを始めるのによいそうです。
新月のお願い事は叶うなんていうジンクスもあります
月が見えないからお星様がよく見える
星に願いを、の日なのかもしれません。


ちょうど新月のタイミングのドゥオモ



今回の新月は確かさそり座の新月
なんとなく奥底にしまってある封印を解くイメージがあります。

ということで、今日は私も自分の中の封印を解いてみようと思います。





前の記事では、図像学を知っていると
絵の秘密がわかる
ということを信仰の擬人像を通して見ていきました。


洗礼堂の南側の門に描かれているレリーフ。
ここに描かれているキリスト教の徳の中の対神徳のお話までをしました。

今回は残りの徳
「枢要徳(対人徳)」
について紹介します。

枢要徳とは、最も基本的な徳とされます。
・力 (Fortitude)
・節制 (Temperance)
・正義 (Justice)
・賢明 (Prudence)


まずは「力」
剣と盾を持った女性で表されます。



そして「節制」
剣を固く握った女性の像で描かれています。
こちらはゴシック期の描き方で、ルネサンス以降変化します。


次が「正義」
公平性を表す天秤と裁きを下す剣を持っています。
現代日本でも裁判所にこれによく似た像が飾られています。




最後が「賢明」
蛇と鏡を持っています。
蛇は知性を、鏡は自分自身を振り返ることを表すそうです。







私が西洋美術史を学んだのは2006年。
もう10年近く前になります。

システム会社に勤務するサラリーマンだった当時。
大好きな美術をもう少し勉強しようと、通信制の芸術大学に入学。
二足の草鞋を履きながら、美術史を勉強し始めました。

そして受講した西洋美術史で、この「枢要徳」を学んだのです。
授業で一番最初に思ったのは、
これってタロットカードそっくりやん


続く・・・





ローマカトリックの法王様のフィレンツェ訪問で開いた「天国への門」
それによって私の中の門も少し開いてきた気がします。

この数日間で洗礼堂の一番古い門について説明してきました。
これだけ他の門と違って
ゴシック美術です。
そして、図像学について少し触れました。


図像学の面白いところは、少し知っていると
絵の秘密
がわかるようになるのです。





ということで、今日はフィレンツェ画壇に影響を及ぼした
悪女
に登場していただきます。

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さて、この女性は誰でしょう?

ヒントはこちら


前の記事で紹介したこちらのレリーフは信仰 (Faith)を表します。

特徴は聖杯十字架を持っていること。
この2つを持っている絵を見つけたら、ほぼ間違いなく
信仰の擬人像と思ってもらって間違いありません。

例えば、こちらは約100年後の作品。

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ウフィツィ美術館に収められているこちらの作品。
色もスタイルも全然異なりますが、同じ持ち物を持っています。
右手に聖杯、左手に十字架

したがって、こちらも信仰の擬人像です。

こうやって見ていくと、ただの絵が自分のことを語りだすのです。


ということで、最初の質問に戻ります。
この女性は誰でしょう

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右手に聖杯、左手に十字架

そう、この女性も信仰の擬人像です。


なのに、なぜ彼女は悪女なんでしょう?

彼女の名はルクレツィア・デル・フェーデ。
後期ルネサンスの巨匠アンドレア・デル・サルトの奥さんです。

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ウフィツィ美術館にあるデル・サルトの最高傑作「ハルピュイアの聖母」


デル・サルトは奥さん大好きだったようですが、奥さんの方はそうでもなく・・・
ダンナさんの弟子とも噂が絶えなかった、という話が残っています。


デル・サルトが小さな修道院の壁画を頼まれた時、彼は奥さんのルクレツィアをこともあろうか「信仰」の擬人像のモデルに選びます。
というのも彼女の苗字「フェーデ」はイタリア語で「信仰」を表すのです。
Fede - Faith - 信仰、信頼・・・

デル・サルトはこの絵にどんな願いを込めたのでしょうか?

数々の後期ルネサンスの傑作を残したデル・サルトですが、43歳の若さで亡くなります。
その病の床にルクレツィアの姿を見ることはなかった、と言われています。





脱線してしまいましたが、図像学がどんなものかおわかりいただけたでしょうか?
図像学を通して絵を見ると今まで見えなかったものが見えてきます

次回はまた洗礼堂の扉に戻って「対人徳(枢要徳)」とタロットカードを見ていきたいと思います。


いつか悪女特集もしたいなぁ・・・