なんでフィレンツェに来たの?Part4 捨てたのはモノだけじゃありません。人生の大事なものは何? | フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイドの資格を2016年に取得しました。
現在は都内で美術の鑑賞の仕方を教えています。
詳しくはホームページから。
http://mariko-no-heya.com/

あなたの趣味はお金がかかる?かからない? ブログネタ:あなたの趣味はお金がかかる?かからない? 参加中


Buon giorno みなさん♪
ちょっと面白いタイトルを見つけたので、久しぶりにこのテーマで書いてみます。




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「あなたの趣味はお金がかかる?」

はい、めちゃめちゃかかります(笑)


イタリアに来たことを「趣味」と呼ぶのが適切がどうかはわかりませんが、何か大きな目的があって来たわけではありません。




ただある日

トスカーナの風に吹かれたい

と思ったから来たまでです




以前にもちょっと触れていますが、それまでは安定した生活、約束された未来があったのです。

でもなぜかそれをあっさり捨ててしまった・・・




イタリアに来る際に捨てたものはハンパない量です。

・タンス2つ分の服
・本棚1つ分の本
・仕事関連の資料→ぜーんぶ!

そしてトランクひとつでイタリアに渡りました。


仕事を辞めたのはもちろん、当時住んでいたマンションも解約。
イタリア語もまったく話せませんでした。


今から思うと相当無謀な計画です (^▽^;)





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でも捨てたものの中で大きかったのは、敷かれたレールを歩んでいたら得られたであろう未来な気がします。



当時37歳になったばかり。

大好きな
マリリン・モンロー
ダイアナ妃


どちらも36歳で亡くなりました。

37歳、彼女たちから見ればもう次の人生です。




大学卒業後、就職してから15年近くの月日が経っていました。
同じだけ社会人生活を続けたら50歳を超えます。
その時に同じ仕事をしていたくなかった・・・


37歳が若いのかどうかわかりません。
でもその時以上に若い時はない!


そして、一応安心感もありました。
15年築いたキャリア、そして需要があるけど供給が少ない分野・・・
1年ブランクがあっても、なにかあったら戻れる。
そんな逃げ道もどこか自分で用意していたと思います。




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1年で帰るはずのイタリア留学。
なぜかいま2年目に突入しています。


キャリアでの1年のブランクは取り戻せるでしょう。
でも2年目に入ったいま、人材マーケットより私自身が戻れるかどうかわかりません。
自ら退路を絶ってしまった・・・(´∀`)


貯金を使ったのはもちろんですが、
・仕事を続けていたら稼いでいたであろう収入
・キャリアを築くことによって増えていたであろう収入
・将来の厚生年金
こういうものも捨てた中に入っています。



50歳になった時違うことがしていたかった・・・
そんなこどものような夢で一歩を踏み出しましたが、現時点でなんの保証もありません。



でも、どうしても自分の心にウソをつけないのです。
自分がどうしたいもそうですが、それ以上に何か根源的なものに突き動かされている・・・そんな感じです。




まぁ、考えても仕方ない。

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After all, tomorrow is another day. (明日は明日の風が吹く)
「風とともに去りぬ」より







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