ドゥオモ附属博物館☆感動のマグダラのマリア | フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

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フィレンツェ観光ガイドの資格を2016年に取得しました。
現在は都内で美術の鑑賞の仕方を教えています。
詳しくはホームページから。
http://mariko-no-heya.com/

だいぶんと空いてしまいましたが、ドゥオモ附属博物館の感動を再びお届けしたいと思います。

前回はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のファサードと洗礼堂の「天国への門」までをご紹介しました。

「天国への門」はこちらでも紹介しています。



ドゥオモ附属博物館に戻ります。

やっと辿り着いた今回の最大のお目当て

マグダラのマリア

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初期ルネサンス彫刻家の巨匠ドナテッロの作品です。

ドナテッロの彫刻のすごいところはどれもがとてもリアリティのあるところ。

この作品もマグダラのマリアが後年、洞窟にこもって33年間修行したという伝説に基づいて作られました。

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マグダラのマリアが敬虔に祈る心が伝わってくるようです。


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どのアングルから見ても本当に美しい


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髪の毛がとても長いのにも訳があるのです。


33年間洞窟で瞑想していたマリアの衣服はボロボロになってしまいます。
しかし、伸びた髪が身体を覆って彼女を守ったとされています。

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フィレンツェのアカデミア美術館にあるマグダラのマリアの生涯を表した板絵。



そもそも絵画上でマグダラのマリアを見分けるヒント(アトリビュートといいます)として
・長い髪(結っていない)
・香油壺
があげられます。

こちらの作品も長い髪と左下にある香油壺からマグダラのマリアを描いていることがわかります。

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聖書に名前が登場する女性としては聖母マリアの次に有名だと思います。
イエス・キリストの復活にも立ち会った重要なポジションを占める彼女。

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サン・マルコ寺院にあるフラ・アンジェリコによる壁画。



しかし、重要なポジションであるからこそ男性優位だった過去の教会において間違った認識も生まれたのかもしれません。
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小学校の頃、日曜学校に通っていた時からマグダラのマリアがなぜか好きでした。
娼婦だったとされる若く美しいマリアも好きです。

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でも、その美しさを捨て、祈りに捧げた後年のマリアの姿には神々しさを感じます。
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ことし7月にはグリーンターラの緑先生はじめステキなみなさんと、マグダラのマリアが瞑想をした洞窟サント・ボームを旅することができました。

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サント・ボームにあるマグダラのマリア像。




交通手段が発達した現代でも、山道を登って行かなければならないような絶壁にある洞窟でした。





俗世を一切捨ててここで瞑想したマリア。
彼女の心にはどのような悟りが生まれたのでしょう・・・





次回はドゥオモ附属博物館のもう一つのメイン、ミケランジェロのピエタを特集します