ただの浮気じゃない場合の浮気。




「性依存症」や、「性依存症とは言えないかもしれないけど繰り返す浮気」、「複数の人と同時に」というようなところでしょうか。




今日は「性依存症」についてを。


たまに話題になったりしていますが、治療はかなり難しいと思います。
日本ではまだまだメジャーじゃないですからね。
というか、どのような種類の依存症にしても治療って難しいんです。

ちなみに、性依存症と呼ばれるものの行為は、『相手があっての性交渉』だけではありません。
妄想も含めて、「そういうこと」を常に考えているとか、自分で何らかを行っているとか。
行為としては、そういった一連のことのどれかをしている、ということが前提です。


で、こういった行為が「どの時点で」依存症とみなされるのか。

まず必須なのは、これらの行為を何らかの形で毎日妄想したり行ったり、というのがあります。
そしてそれらに費やす時間や費用が原因で、自身の社会生活に影響を及ぼした場合、というのが一番分かりやすいでしょうか。


朝から晩まで妄想ばかりしていて仕事が手につかなくなってクビ。
風俗にハマって借金をして通いつめ、首が回らなくなって大変なことに。
風俗に行くのに病気予防をしない。
いろんな相手と浮気をして(体の関係を持って)それが妻にバレて家庭崩壊、離婚、社会的な信頼も失って仕事もクビ。
ずーっと部屋にこもってナニをひっきりなしに行っていて出社拒否、当然クビ。



こんな感じになったらアナタも漏れなく依存症です。




このタイプの「浮気」や「風俗通い」は、「依存症」を発症してしまっている以上、妻や家族がいくら頑張っても限界があります。
これは、もう「浮気」というレベルのものではないと思ったほうがよいと思います。
たぶん、妻ひとりの力では治すことはできないでしょう。
もちろん、涙の訴え、制裁、サレラリ、脅し。
なんの役にも立ちません。
自分が苦しくなるだけです。


こうなったら治療する以外にありません。
ただ、性依存症に関しては日本ではまだそこまでメジャーではないため、本当の意味での専門医がいるかどうかは謎です。
治療にあたれるとしたら、アルコールや薬物などの依存症治療を行っている機関でしょうか。

あとは、依存性の治療として昔からあるのが『自助グループ』という存在です。
アルコールや薬物、ギャンブルにはありますが、性依存症に関しては、国内に存在しているかは分かりません。



とにかく、性依存症かもしれない夫くんをお持ちの奥サマがいらっしゃって、ものすごくいろんな努力をしてきたけれども、もう何をやっても歯が立たない。
歯が立たないどころか自身がボロボロでもう無理!ということであれば。



まずは、ご自分ではどうにもならない問題だと認識することからがスタートだと思います。


制裁を加えるとか、情に訴えるとか。
ただの浮気に対処するのと同じレベルで考えていては、ただただ貴女が傷つくだけです。



もしかして?
ちょっと違うかも?


と思うところがあれば、一旦全てをリセットして考え直してみるのもアリかもしれません。




つづく。