突然のオファーが。

仕事の件で。

あたしは、披露宴の演出や、
音楽関係も好きで
昔手掛けていたことがあってね。

よく知人の結婚式の演出系の音楽を
編集して1つのメディアに作り上げては、
プレゼントしていた。


洋楽と、クラシックを織り混ぜて
フェードインと、アウトを
特殊音響機材でちゃん編集して、
丁寧に作り上げていった。

知人からの音楽のオファーは、
よく受けており、
30代のころ趣味の延長で
好きで作っていたけど、

そもそもその原点は、
自分の結婚披露宴で、
最初から最後まですべての演出を
自分で作り上げたからだった。



来賓者のお迎えでは、
ピアノとフルートの生演奏。
楽曲もこだわって決めた。

来賓者ひとりひとりに、
和紙に小筆でメッセージをかきあげた。

ナイトパーティーだったので、
カーテンを開けたらガーデンが
広がっており、沢山のキャンドルを
庭に灯してもらった。

あたしと元旦那さんとの入場にもこだわった。

あたしと彼の入場扉が違ってて、
曲に合わせてセンターめがけて
それぞれが歩いていき、
曲のさびあたりで、
二人で手を繋ぎ歩いていくっていう感じ。

来賓者のテーブル中央には、
ホワイトとグリーン2色だけの配色で
生花を生けた。

音楽もすべてこだわった。

歓談タイム、
キャンドルサービス、
両親への感謝のお手紙、
その他諸々のサプライズ演出。
あたしたちの退場、来賓者の退場。
おひらきまで。

それらのシーンにあった音楽を
流すようにした。


すべて、ぜーんぶ
曲編集して70分くらいのCDにして、
帰りに、限定20名へプレゼントしたっけ。


披露宴会場の外では、
披露宴でかけたのとは違う、
あたしセレクトの別の音楽を
別のCDにまとめて、
自由にお持ち帰りしてくださいと、
更に限定20名にプレゼントした。


そしてそれらの曲は今も
あたしのスマホの中に保管されている。


あとは、ウエディングケーキや、
キャンドルサービスにも
いちいちアイデアを効かせたサプライズを
織り混ぜました。

他にも、多くの工夫を凝らし、
心に残る温かな披露宴を
作り上げることが出来た。

自己満足と言われれば
それまでですが(笑
  
それが、2000年の話さ。

約20年前だよ。

そしたらね、

あたしの当時の披露宴を裏でみていた
当時深く携わった
ある業界の会社代表から
突然のアポイント。



あたしを雇い、
5年計画で、
あたしを代表にしたいと。



嘘でしょー!!!



アパレルやめて、
こっちで本腰でやっていかないか?


この20年の間、あたしみたいな
情熱、センスとひらめきがある人との
出逢いがなかったと。


この仕事は、どんなにキャリアがあっても、
センスやひらめきがないと
どうしても務まらないんだと。

新婦の立場で、
プロを差し置いて、
当時の細部まで拘る姿勢が
印象深かったらしい。

るびさんの力を貸してほしいと。
るびさんなら、それぞれのセクションを
まとめあげられるし、
それぞれのお取引先との打ち合わせでも、
こだわりをもち、流されることのない
依頼者側の信念に基づいた
妥協のない結果をもらたらすことが
出来る人だと。

誉めすぎでしょう。。
      

てか、


代表にですか?
このあたしがですか?




で、
現、代表は、会長へ昇格。らしい。



あたしが今年、
長崎に帰ってきたことを
風の噂できいて、
あたしの母親に何度も
あたしと会わせてほしいと連絡がきたんだと。


2週間ほど時間が経っていたが、 話だけ
22時頃アポイントとれて、
夜中1時過ぎまで
ふたりで熱く語らい、



一旦、この件、持ち帰ってきた。


とりあえず、
ここへのシフトチェンジについては、
半年の期間が欲しいとお願いしてきた。

すぐ、帰ってきて、LINEで
彼に報告すると
秒で彼から電話。
即、相談した。


彼としては、
すごく喜んでくれた。

陰ながら全面的にサポートするって。 

日本全国にそこあたりのエクスパートと
知り合いだから、
俺なりに
なにかと力にも支えにもなると思うって。

やってみれば?

人に雇われるより、上に立って
マネジメントしていく人だよ。
それが出来るよ、るびちゃんなら。
俺も全力でサポートするさって。


嬉しかったけど。



1日考えたさ。   


あたしの好きな世界ではあったけど、
そもそも
人を動かし、統括する能力が 
あたしにあるのかと。

経験ないくせ、
その会社のすべての統括よりも、
ある1つの部署で得意分野での
エキスパートとして
活躍するのが
あたしらしいのではないかと。


悩む。


悩んでいたら、翌日
また代表から電話が。

 
昨日の今日で申し訳ない。
半年も待てなくなったと、、、。

すぐにでも就任出来そうな人財が
みつかったと。

今回、こっちからオファーしてた流れで、
こんな形になってしまい、



すごく残念だけれど、、
次のタイミングでは
絶対に声をかけるから、、だとさ。

常に、様子は伺いながらだから、
気がけていてほしいと。


えー。まぢすか。



てか、、


あたしもアパレルすぐにやめて、
そっちに、、

というわけにもいかなかったからね。

好きな世界ではあったけど、
代表というのは、肩の荷が重いさ。
やっぱり。


だから

これでよかったのさ。




近々、新事業サービスの展開もあるらしく、

美容、癒し、カフェ事業など。
今後、あたしもそこあたりで
活躍してもらいたいとのこと。

その時こそ、また声をかけると。

なんか今回の件は、あっちから
踊ろされた感じはしたけどさ。
 


なんか、告白してないのに
フラれたような気分。。。

でもねー。
あたしの彼は、

これでよかったぢゃん、

マイナスに捉える必要なんてないよ!

別に悪い話でも、結末でもなく
明るい兆しがあるってことさ。

未来にもっと可能性が出てきたって
ことぢゃん。

俺は、昨日と同じくらい嬉しい。
 

製作が忙しい中、
あたしのこと心配してくれて、

電話してきてくれて、
元気付けてくれた。

ありがとう、大好き。


それに。

来年、このままいくと、
6月に彼と入籍しようかとも
話してるからさ。

まだわからないけど。

彼はそのつもりだってー。


あたしたち二人だけの問題ではないから
どうなるかまだ確定はしてないけど。


だから。

あたしの仕事もどう展開していこうか
考えてるとこさ。

半分に減らして、
彼の製作の裏方をしてもいいとも 
思っている。

特に最近は
すごく忙しそうだから。

彼の作品のファンたちが、
長崎に集結してくるの、今月。

長崎での商談打ち合わせを
彼の作品の依頼主たちへ、
企画したところ、
みなテンションあげて、
大人数で来崎されるみたい。

すでに、

依頼主たちには、
あたしのことも話しているらしく、
その会食には
彼からみんなへ改めてちゃんと
紹介するから
あたしも同席してもいいよって。



彼の作品はほぼ
フルスクラッチ、つまり自作。
かなり繊細で毎晩苦戦してるけど
素人のあたしでもわかるほどの
ハイクオリティ。

図面とあわせて迷彩塗装したり、
電気通したり、プログラム組んだり、
パーツも一つずつ仕上げてる。
完全にオリジナルで市販されてない作品。


あたしには
気が遠くなる作業。

ずっと見てても飽きません。

製作は難しくても

ジオラマならなんとか
手伝えそうかなぁとかいうとさー、


いちど、自由に作らせたい。
手先の器用さ見たい。
なんにも分からなくてもさ、
手先の動かし方で指導すれば
製作者になれるかどつか見極めれる。


えーとにかくお手柔らかにお願いって
いったらさー

やはり商品なのでキビシいのさ。
お金とる以上は仕方ないよー。
見る目がキビシくなるゎ、どーしても。

だからそばで見ててくれるだけで
俺は嬉しいよ。
って。

彼のお仕事がもう少し捗ればと、
思ったことだったんだけどね、
やっぱり
プロの道、舐めたらダメですねー。


あー。
眠くなってきた。

3時まで仮眠するー。


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