昨日は、ディレクター休みだったので、
ヘルプ要員として来てくださった
他店のディレクターと2オペでの
営業でした。

初の顔合わせで緊張していたけど、

他のディレクターと仕事することで、
いかに、自分の直のディレクターが
会社全体のディレクターの中で
トップクラスの
ディレクターだったかという事が、
よくわかった。

ファッションでありがちな
あえて、
直感だけに頼るのではなく、
論理的に繊細な部分までこだわり、
自分の中に納得して
心に落とし込みが出来るまで
一切の妥協を許さないところ。

そういうところまで、
他のディレクターは追求していないし、
確立されてない。

あたしの直属のディレクターが
いかに拘ったお店作りを
日々していたか、
いかにハイクオリティーな
接客を徹底していたか、

だからこその、好売上実績なのかと。

そして、そこが
あたしも、まだ足りないところ。

日々、あたしは
ディレクター直々の教育、
鍛練を重ねていき、
あたしの苦手課題に焦点を当て、
その課題対する克服方法、
骨格に合わせた相性の良いデザイン、
コーデパターンのシミュレーション、
他、お客によって悩みの種は
それぞれ、
その悩みによって、
類似品も大きく変わってくることに
対する臨機応変な提案力、
その他、接客で足りない部分の強化など、
常に真正面からあたしと
向き合って徹底した指導をくれる。

日々フィードバックして、
苦手部門を振り返り、
つま付く度に突きつけられ、
その弱点を繰り返し指摘されること。

心はタフな方だが、
このあたしの心が何度折れたことか。

でも、それは、
あたしが先々プロとして
基盤、軸が確立していく為に
絶対に必要な要素であり。
そこは避けては突破できない、
必ず誰しも通らなくてはいけない道なのだ。

ディレクターだって、
心を鬼にしてあたしを
指導しているということ。

自分に悔しかったり、
厳しすぎて裏で3回くらい泣いたけど、
きっとこれからも何度も
泣きながら克服していくんだと思う。

すべては、
全部あたしを想ってくれているからこそ。

気持ちがブレる事があっても、
結局最後に行き着くところは、
この人が自分の上司であることに、
誇りを持てる自分に気付くこと。

沢山の指摘を
次の営業に役立て、
繰り返し繰り返し実践を
やっていきながら
自分の中に落とし込みしていく。

そして、繰り返していくことで、
それがプロとして当たり前の
ルーティンへと繋がっていく。

昨日は、複合商業ビル主催の
『美しい接客、スマートなアプローチ方』
というセミナーに
3時間ほど参加してきた。

色んな店長クラス含め、
50人ほどの受講者がいて、

ディスカッション、意見交換発表、
最後は学んだことを網羅させた
ロールプレイングを全員の前で実践する
内容でしたが。

わざわざ
講師を招いて、大々的にセミナーは
繰り広げられたけど、

あたしにとっては、
日頃のディレクターから
接客について学んでいることの方が、
奥深く、内容が濃い。

だから、

セミナーで新たに学ぶというよりも、

日頃行っていることの
フィードバック的な感覚で受講した。

ロールプレイングや発表でも、
日頃やっていることを
自然に発言し、
パフォーマンス出来たので、

日頃から
ロールプレイングの
相手をしてくれているディレクターに
感謝している。

まだまだ本当に自分は一人前には
ほど遠く道は険しいけれど、

昨日のように、
他店のディレクターと
共に仕事をさせていただく中で、
普通にあたしはプレッシャーに
潰される事なく、普段通りの姿勢で
売上を伸ばすことができた。

少し前まで、
お客様のタイプによって
苦手意識が働いたりする事があったり
したけれど、

今となっては、少しずつ、
お客様のヘルプ目線をキャッチし
さりげなく
お客様の懐に入り込み、
お手伝いさせていただく姿勢に
持っていく流れを掴む事が出来てきて、
ようやく、売上として
まぐれではなく、
最大限の服の見せ方が出来たからこその
結果が出始めてきている。

他店ディレクターの接客を見て、
長崎店のやり方と違ったり、
思わぬところで手を抜いている姿が
垣間見えたり、
ディレクターと言えども、
粗が見えてきたりするのは、
それだけ自分がプロ目線になってきた
証だとも思う。

昨日は、研修に参加し、
なかなか店舗にいる時間も
限られていたけど、
ヘルプのディレクターより
2倍の売上とアプローチ数を
カウント出来た。

直属の上司と日々仕事していると
なかなか自分の成長を感じることが
出来なかったけれど、

他店の人と仕事をすることで
いかに、長崎店が
ハイクオリティーで
繊細な仕事をしているか
実感する事が出来た。

その分、めんどくさい仕事もあるけど、
そこがあるからこそ、
その一手間があるからこそ、
お客様の心を打つのだと。

日頃のあたしのディレクターの
ストイックなところ、
本当に尊敬するし、感動しかない。

一緒に働く同系列のお店の仲間にも
恵まれ、みんなと仲良く
いつも笑いながら、
負の気持ちも結果、みんなで
プラスにチェンジ出来ていってるし、
何より、仕事がうまくいかなくても、
ディレクターからどんなに厳しく
辛い言葉を言われて、
諦めかけようとしても、

結局行き着く場所は、
ディレクターの事を
尊敬出来るという事に限る。

必ず、そこに戻ってくる。

その信念に戻ってこさせる
ディレクターそのものが、
もうあたしの中に突き刺さり、
そして全てなのかもしれない。

これからも、
向上心を忘れる事なく、
質の良い仕事が出来るよう、
その空間を与えてもらっている事に
感謝していく。

厳しく険しい道だけど、
本当はすごく有り難くて、
幸せな道のりなんだと思う。

恵まれていると思う。

ディレクターだって、
きっと心を強くして、
鬼にして言いたくないこともあたしに
早くプロになってもらうために、
言ってるんだと思う。

誰だって言いたくないことを
言いたくないし、悪者になりたくないし、
嫌われたくない。

今までは、
なぁなぁにして、教育出来ずに、
ディレクターでありながら、
下をマネージメント、指導できず
全部自分で片付けてしまおうとするから
結局下が育たなかった。

だからこそ、
るびさんには、たとえあたしが厳しいことを
言っても、着いてこれる人だと思うし、
そして、1日も早く
ディレクターとしての道を
切り開いてもらいたいから。

だから、つい職人めいたことまで、
本来は新人へそこまで落とし込みは
しないところまで、
細かな事にまで拘った指導をしていくと。

だから、有り難いと思わないといけない。

いよいよ、早くて6月
あたしの下にも後輩が入ってくるかも
しれない。

後輩といっても
あたしもまだまだ新人。

だけど、この3ヶ月足らずで
学んできた事を後輩へあたしから
レクチャーしていく事により、
初めてあたしが、
そのレクチャーしたことが、
初めて自分のものになる気がする。

今まで、自分の中へ
落とし込みしてきた事を
相手側へ発信してレクチャーすることが、
あたしの中でも勉強になるし、
やっと自分のキャリアとして
バージョンアップしていくんだと思う。

俄然やる気しかない。

もっと腰据えて覚悟して
服の世界を極めていこうと思う。

そのあとの人生、世界はそれからまた
確立していけばいい。

あたしのこれからの人生も、
自分で定義して、そして更新し続ける。

揺らぐことはない。



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