前々からお気に入りだった、
とある喫茶店があってね。



カフェではなく、あえて喫茶店と呼ぶのが相応しい感じの落ち着いた大人な空間。




本店は、ザギンに構えているのですが。



実はね、
今時のオシャレなカフェではなく、
どことなくクラシカルな印象の
落ち着いた昭和テイストのカフェが
私はどういうわけか、幼い頃から大好きなのです。




長崎では、「富士男」みたいなね。

こんな感じのー。




たぶん、幼い頃からばーちゃんに連れて行かれてたので
しみついてるんだと思います。



都会にもこんな昭和を髣髴とさせる
カフェが残っているのね。



今時のカフェに押されて消えていく事なく、ちゃんと生き延びているんですよ。




そういう都会のオアシスとしてそういうクラシカルなカフェを
求めてる客は根強くいるってことか。




これに店内BGMがクラシックか、
はたまた60年代映画音楽か、
あとはポールモーリアや
リチャードクレイダーマンだったら
もう文句なし。
てっぱんだねウインク




でね。



そこのカフェは、
一杯のコーヒーで、今時のメジャーなカフェのコーヒーより2倍の価格はするので
すごく高級感あったりする。




あたしには、めったにいけないお店なのです。



ごくたまに本店ではない支店を利用するときがあった。



しかし、
タバコをやめてからは、一度も利用する機会はなくなってしまった。





このカフェで、
過ごす時間はゆっくりと流れるし、
この上ない贅沢なひとときだった。




誰にも邪魔されず、
ゆったりとした心地の良い
大きめのソファに深く腰掛けて、
大好きなコーヒーを飲みながら
ブログを更新したり、
好きな事をしながら、
許された時間を過ごす。




そんなあたしにとって
愛すべきカフェなのですが
先週、ランチのあと通りがかったときに、
表に張り紙1枚。




なんですって?!



このたび、アルバイトを募集しますですって?!




もう、これは迷っている場合ではないだろよと。
即、応募するしかないだろよと。





そう。





なんてたってあたしはもう自由なんだから。




ひ。





やりたいことをやれるこの瞬間とか、
やりたいと思う気持ちは大事にするべきだよね。




ってことで、即、応募したんだよ、先週だっけ。


ほんと、行動的でびくりするよ、我ながら。



そしたら
すぐに先方から面接日の連絡が来て、
会社の定時後にサクっと面接してきた。




すんごく厳しい面接でバリバリ落とされるらしいから
かなりビビッてのぞんだよ。




スーツなんてめったに着ないけど
久しぶりに袖を通してみたんだけどさ。




痩せ過ぎてブカブカぢゃねーか。




みっともないから
アンサンブルニットと黒パンツスタイルに変更した。




髪も珍しく一つにまとめて、
カールは一切せずあえて直毛スタイルで。
口紅も真っ赤からベージュに変更。

ドまぢめかびっくりびっくり




落ち着いた清楚な雰囲気でのぞみましたわ。




さすがね、入店したら
お客さんもそこそこ入っているけど
席配置に余裕があるから
全然圧迫感はない。




気品あるジェントルマンとかマダム達が
コーヒーブレイクしてそれぞれが
満喫されている。



ビジネスマンも入ってたな。





そこへ、
背筋がピンとのびた店長がやってきた。


33歳っていってたよ。
なかなか好印象で、
落ち着いた雰囲気のイケメン店長さんでした。


ま、そこで30分間ほど面接したのですが
後悔しないように、
あたしの熱い思いを店長へ
アピってきた。




ただねー、
週末は、もう別のお店のシフトに
はいっちゃってるから、
ここでは平日夜のラストまでのたった3時間しか働けなくて
戦力にはならないかもだけど
いかにあたしがこの喫茶店が好きか、
いかに働きたいかを主張してきたよ。

てか、会社からすぐだから
会社からの移動もばっちりだし
すばやくどっちのシフトにも対応できるしね。



色々と都合もいいんだ。




そして面接から2日後の今日が、合否が分かる日だったのです。





合格なら本日の18時までに連絡が来るとのこと。



すんごくドキドキしてましたよ。午前中。



15時まで待ってだめだったら諦めようと。





運送会社の仕分けのバイトも
始めたことだし、
落ちたら落ちたでそっちのバイトを
頑張ろうと自分を励ましていた
ちょうど11時になった時。





電話がなった!?





「るびさん。お待たせして申し訳なかったです。採用でお願いします!」





って!!!






きゃーーーーー笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き
めたくそうれしい笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

あたしめっちゃ頑張る。
早く仕事覚えてカフェの戦力になるように努めます!!




って。





大好きな珈琲の香りの中で
おもてなしの基礎を
再度勉強しながら、スキルアップしながら更にお金まで稼げるなんて。


なんて素敵なこと!




本業も週末のバイトも
全て手を抜くことなく、
平日のアフター18時も
充実した時間が過ごせそう。

ってか、全部仕事ぢゃねーか。




でも、好きだからしょうがない。



本人は、張り切ってるし
毎日楽しいから、それでいいのだ。



ん。



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