母 失踪する の巻 | 7人の花嫁

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和みカフェにようこそ

妹から電話があった でも
朝 魔法使いの夢をみて
急いでわすれないよう ブログに書いて

また 寝てしまった

妹に電話すると

甥っ子と 同じ部屋で 寝ている母が
風邪をひいているのに
甥が目を覚ました時には
隣に寝ていなかったと

徘徊だから 警察に 頼んだから

わたしどうすればいいって聞くと

イラついた声で
警察に お願いしたから
といわれるばかり

母ユキコさんは 若年性認知症から
現在71歳
9月には 母 わたしにとって祖母も亡くなった
御母さんを
守る人
祖父母 叔父 全然頼りにならない
父親も亡くなった
いつも 思う
母は喧嘩するたびに
私にランドセルをもたして
小さい妹はだっこして
タクシーで
隣の市の 実家に 帰った
40年前 

父から電話があると さっ 帰るよと
いわれると
祖父は必ずお小遣いに一万円
くれた
それはたぶん  
小さい子供のお小遣いにしては
大きい金額だったと思う 
母にいつも没収された

離婚を 決意したとき
別れたくない父は 私を どこかに隠したらしい

母は 泣く泣く実家に妹だけ連れて帰り
私の事が 不憫で
家にかえってきた 話がある

なぜか ごめんなさいと
母に思う
自由奔放すぎる父
変わり者の長女 わたし
もと ヤンキーの妹
母が認知症になったのは 若くして

わたしのせいかもと思う
でも 救いは 母は立派な 両親に
育てられたということ

だからといって この現実
どう うけとめていいやら

しっかりしろ
と 自分の顔を 叩きたい

でも 顔は商売道具なんで