どんな香り?香りを聞いて覚える(香の聞き覚え) | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●どんな香り?

香りを聞いて覚える(香の聞き覚え)

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

前回のお話は、バラの香りを6月の「香の聞き覚え」としたことでした。

                           ロイヤル・ジュビリー   

「香の聞き覚えとは」どのようなことでしょうか?

 

「香の聞き覚え」とは、薫香(いくつかの香を練り合わせ

丸薬のように丸くしたもの)を作るためには、

何種類かの香を練り合わせ調合しなければなりません。

そのためには、香の一つ一つの特徴を覚え

平安朝香道のある一定の定義にならい、合わせていきます。

古来よりある沈香や丁子、甲香などの香りを聞き、

覚えていきます。

 

 

初めは

「何これ?さっぱりわからないわ」

かもしれません。

でも、女性にとってはとてもわかり易いことなのです。

それぞれの香は、お料理に使ったり、フレグランスに使うものだとか

意外と身近に存在しているものなのです。

例えば、クローブやシナモン、ナツメグなど。

お料理をなさる方なら女性だけでなく

男性もよくご存じだと思います。

 

このように一つ一つの香を聞き、その特徴を覚えていくことが

「香の聞き覚え」です。

「こんな香り」と言葉で表現することです。

 

「香道の香」と改まって表すと、重く堅苦しく思いがちですが、

実際はとても身近なものです。

 

作法と同時に「香の聞き覚え」も格式張らず、リラックスして古の平安時代の遊びにならってお稽古いたしております。