大人の女性のためのSサイズショップ「Ruby」の店主Shiです。
とってもよい本に出会いました。
一昨年、本屋大賞を受賞しているのでいまさら…な感はありますが(笑)
ひょんなことからピアノの調律師を目指す純朴な少年の成長物語。
物語は 静かに淡々と進んでいきます。
普段よく読む事件が起こるような小説ではないのに、先を急ぎたくなる気持ちになったので文章力のチカラがスゴイなと思いました。
基本、私はどんな場所でも読書できますが、この本は静かな場所で落ち着いて読みたくなりました。
ピアノの中を森に喩える表現や、音の表現力が素晴らし過ぎました。
この物語に出てくる登場人物は皆ピアノが好きです。
本を読んで昔の自分を思い出しました。
田舎に住んでいたので、女の子の習い事といえばピアノでした。
当時の習い事は、ピアノ、そろばん、習字ぐらいしかなかったと記憶しています。
ピアノが一番小さい歳で習える習い事。
幼稚園から習い始めました。
個人のピアノの先生の家で教わるのですが、私は練習しない子だったので先生は手を焼いていました。
ピアノのレッスンより、その後に少しだけやるソルフェージュの方が好きでした。
昔から音符の長さがイマイチわからなかった・・
音符の長さがわからないと正確に楽譜を読むことができないので感覚でやっていました。
これは高校で、吹奏楽部の顧問との入部の面接でも話したぐらい。(その地域では部のレベルが高かったので面接があったんです感覚でやって良いと言われてホッとしたのを覚えています)
小学生の高学年になって、いろいろなリズムの練習曲を弾くようになると、レッスンの始めに先生が少し弾いてくれるリズムを覚えてそのままぶっつけでなんとか弾いていました。なはは。
お稽古バッグに教本を入れて一度も出さずにそのままレッスンに行く私に、「吹奏楽をやるならもうピアノ止めたら?」と母が言って中学入学と同時にやめました。
当時はあっさり止めて未練も何もなかったな。
それなのに数年前からもっと大人になったらピアノやりたいな!と思い始めていました。(もっと大人って何歳?笑)自分の弾きたい曲を習うっていうレッスン!を受けたいです)
当時のレッスンでよく覚えているのは、先生に指を鍵盤に叩きつけられたこと(笑)
私、指がめちゃめちゃ柔らかくて指の第一関節がグニャッて曲がるんです。
それがダメだとわかっていなくて指の関節を曲げて弾いていたんですね。
だって自然に曲がるんですもの。それが他の人と違うとか考えたこともなかった。
それを「そうじゃなくて、こうでしょう!」って指をばーんと!
最初何を言われてるのかもわからなかったぐらい。「ここを曲げないで弾いてみて」って言ってくれればいいのに暫く何を怒られてるかもわかりませんでした。
私が練習してないので先生もイライラしていたんでしょうね。(笑)お察しします。
途中から算盤を習っていたのですか、算盤の先生にはこの柔らかい指をめちゃめちゃ褒められました!👏
なめらかなタッチとうふ
そしてウチにも調律師さんが来てくれていたことを思い出しました。今まで調律師さんの事を考えたことすらありませんでしたが、こんな風に音や、ピアノ、お客さんと向き合っているんだなと思うと感慨深かったです。
中学から四年間吹奏楽をやっていましたが、その時にも「ピアノをやっていた時は音や曲の事をなにも考えずに弾いていたな。」と少し後悔しました。
人生の経験も積んだ今の私ならもうちょっと色々な感情を込めて弾けるのではないかと思ったりします。
楽譜は読めないままですが。
また、やってみたいコトが増えました。
音楽をやっていたことのある方なら必ず響く小説だと思います。
ただいま、ダニエルウェリントンさん のモニターをさせていただいております。
15%OFFクーポンコード:ruby1020
有効期限 2018年4月30日まで
さらに4/4~4/24まで春キャンペーン。
期間中、腕時計を購入する際にストラップ一本無料です。
クーポンと併用可です。
instagram shi8818