先日、知人と甘味処に行ったときの事である。
道々に咲いていた花があまりにも美しかった。
デジカメに収めて、待ち合わせ場所へと急ぐ。
植物にも疎い私。
画像を観てもらいながら 「この美しい花の名前は?」
知人いわく。
「むくげ、だと思うけど・・・、
万葉の世界では、むくげや桔梗を朝顔と呼んでいたらしいよ。」
「そうなんだ~。知らなかったな~」
クリーム餡蜜を食べながら話が弾む。
ま、女同士の話は次から次へと・・・
よくもま~話すことがあるものね~と、お互いにあきれながらも
またのダベリングを約束し、さよならした。
むくげ・・・朝顔・・・ 朝咲いた花が一日でしぼんでしまう儚い花よ・・・・・・・
臥いまろび 恋ひは死ぬとも いちしろく 朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど
色には出でじ 朝顔の花 夕影にこそ 咲きまさりけり
私の中では、やはり朝顔と言ったら、物心がついたころから、この花が朝顔なのである。
君来ずは 誰に見せまし我が宿の 言に出でて 云はばゆゆしみ朝顔の
垣根に咲ける朝顔の花 穂には咲き出ぬ 恋もするかも