プラド美術館展を見に行ったのは、5月の朝から雨降りの日曜日だった。
雨音で朝早く目が覚めた。プラド美術館展のチラシが目に付く。
家に閉じこもっているよりは、美術館に行ってみるか。
この強さの雨なら人もそれほど多くないだろうと思ったが、早めに家を出た。
樹々の緑がしっとり濡れて生き生きと輝いている。私の心も洗われるようだ。
ロダンとカリエールの看板を横目に・・・・・
2006年のチケット
館内は思ったとおり人は少なく、ゆっくりと観ることができ満足。
帰りは表門から。もう、雨は止んでいた。
こんなに人影がまばらな “球” を写せたのは初めてだ。
人が少なかったのは、7月2日まで延長されたせいだったかもしれないね。
この絵の男性と同じポーズをして記念撮影をしている男女がいた。
とても微笑ましい二人の会話が、心地よく耳に入ってきた。
二人が立ち去るのを待って、この看板を写した。
さ~て、次は西洋美術館に行こうか、と思ったその時!
バッグのポッケがブルブル震えてる! あ、マナーモードにしてたんだ、電話。
友人から 「今、どこ?ランチでも、どぉ?」という声が聞こえてきたのである。
グッドタイミング!いちもにもなくOK!何しろ色気より食い気の私なのだ。
西洋美術館は見て見ぬふりをして、心の中で “次回次回” と唱えながら、待ち合わせ場所へと急ぐ。
数年前のプラド美術展の図録と今回の図録を見比べてみた。
2006年の図録。 2002年の図録。
2002年のチケット
開場で観たときは、2002年と同じ作品が多いような気がしたが、図録を見比べたら違っていた。
確かに同じような絵は多かったが、別物だった。