にくい くやしい
なさけない
せめて やけ酒
ひとあほり
私の呟きではない!
サトウハチローさんの『やけ酒』という詩の一節である。
私は、幸か不幸か未だに、“やけ酒”というものを飲んだことがない。
一度ぐらい、正体をなくすまで、“やけ酒”というものを飲んでみたいものである。
周りからは、かなりの“のんべ~”のように思われている私だが、それほど飲めない。
日本酒なら、やっぱり熱燗が好き。好きといっても一合もあれば心地よくなってしまう。
ビールなら、最初の一口だけで満足である。二口目からのビールは苦いだけである。
しかし、気の合う相手と飲めば苦くはない。ビールというものは、実に不可解な飲み物である。
サトウハチローさんの詩集、好きです。