映画『福田村事件』を観た
関東大震災の混乱時、デマが流れ
多くの朝鮮の人、そして部落民、社会主義者が殺された、
という日本の暗い部分に光を当てた映画
子供の頃に、確かにそんな話を聞いたことがある
だから、今の日本では想像できないかもしれないが、
この話は本当にあったことなんだと思う
大人は多くは語ってくれなかったし
よくわからなかったけど
どこかでずっと気になっていたことだった
この映画を見れてスッキリした
映画では戦争が、国が普通の人々に与えた影響
恐怖している男性たち、
男性を失ったり、傷ついた男性によって
行き場を失っている女性
愛情のよじれなども静かに描かれている
ドラマなんかじゃなく、
そういう影響が普通の人々の暮らしに出たのだと思う
日本人も戦争や大震災で大変だったとはいえ、
6000人が虐殺されたこと
その多くが朝鮮の人であったことは
私たち日本人が目を背けてはいけない部分である
ガーシーによってメディアの実態が暴露されたり
某大手芸能事務所のこと、某新興宗教のこと、
いろんなことが浮き彫りになっている日本
映画を見ながらこれらの事が頭をめぐった
人の意識とはなんであろうか?
群衆とはなんであろうか?
それを扱うこととは?
また、それを扱っている(操作している)のは誰か?
真実が見えていたのは(冷静になれと虐殺を止めたのは)
群衆から外れていた人
そういう群れなかった、群れる事ができなかった人だった
すでにテレビへの信頼は失墜しているが
だからと言ってネットが信頼できる訳でもなく
この瞬間、SNSを通して真実もデマも世界規模で拡散されている
手のひらの中にあるSNSとの距離をちゃんと取るべきであろう
で、こちらはオタキングの論評
オタキングは映画のテーマや内容ではなく
作り手として演出に対して評してるわけで。。。
配役についてはその通りで
昭和のアニメのように
わかりやすい仕上がりになっていると思った(汗)
学校や公民館とかで観る映画のようというか。。。
オタキングの多くと違った切り口になるほどと思う
子供の頃から気になっていたこと
朝鮮の人の扱い
日本のこと
日本で起こった戦争で国が人々に与えた影響
光がようやく当たった
知りたかったことが知れた
まるで読書をしているような2時間であった