英国の文豪チャールズ・ディケンズの名作「大いなる遺産」
19世紀英国、テムズ河口の寒村で母親と兄たちを失い姉夫婦の家に引き取られ、貧しい生活を送っていた少年ピップ。
ある日、脱走した受刑者マグウィッチと遭遇したところからストーリーが展開していきます。
少年時代のピップは、賢そうな美少年といった印象で、そのとき出会った少女時代のエステラもまた美しく、身にまとっていたヴィクトリア朝のドレスも印象的でした。
そして青年になったピップは、未知の富豪から莫大な財産を約束され、紳士修業のためロンドンに旅立つことになります。
ストーリー展開も面白く、時代背景と、古典的ではありますが、様々な人間の心理を分かりやすく描いているなと感じました。
特にラストは、こうきたか、という感じで、自分自身を少し顧みながら、ストーリーの余韻に浸っておりました
因みに、少年時代のピップを演じていたのは、青年ピップを演じたジェレミー・アーヴァインの実の弟という事で、ちょっと驚きましたが 印象に残る本当に美しい少年でした。