英国の名門貴族に人生を捧げてきた執事のスティーブンスを中心に、オックスフォードの広大な敷地に建つお屋敷で静かに繰り広げられるストーリー。 手入れの行き届いた庭、絵画やインテリア、銀食器etc・・と、映像からは当時の高貴な雰囲気も伝わってきました。
この映画を見ようと思ったのは、アンソニー・ホプキンスが主役である執事を演じていた事もありましたが、期待を裏切らない演技と存在感で、それは仕事への向かい方、立ち居振る舞い、誇り、伝統 etc・・と、自分の人生をふと顧みるような遠い眼差しの中に、彼の人生を感じることができました。
(ヒュー・グラントも出演していましたが、若かった!)
この映画はブッカー賞を受賞した「カズオ・イシグロ」の小説が原作ですが、違う小説も読んでみたいというきっかけにもなりました。