ネパール日記 パシュミナとシャトゥーシュ | Ruby☆リュクスDays

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芸術の世界で生きる私。極上の芸術・美しい音楽・魅力的な人・リュクスな時間に触れて、日々審美眼に磨きをかけます。

ネパール紀行が中途半端になっていましたガーン
もう少し書いてみます。


ネパールのおみやげと言えばカシミヤやパシュミナストール。
ネパールの一般市場では考えられないくらい高い値つけですが、
物価があまりにも日本と違いますので、日本人にはかなりお徳感があります。
大事な外貨獲得商品なのでしょう。


こちら、大判ダブル織り。
柔らかくダブルでも薄いのです。
色を悩んだのでいくつかいただきました。
母にもおみやげプレゼント


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こちらはさらに上のクラス、
無漂白・無着色の当然手織りのパシュミナ…ふわんふわ~んヒツジキラキラです。
膝に載せただけでも暖かい…
シンプルなセーターもいただきました。


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たくさんいただいて、あちらにいると大金を使った気分になりましたが…
このセーター1枚8000円…おそらくすべて日本の1/5ほど。
今にして思うと、もっと買ってくればよかったかなシラー


父にもカシミヤマフラーを。
こちらも柔らかく光沢が素晴らしい。


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買い物のあとはお約束のチャイをいただきながら世間話。
カシミヤ、パシュミナについてお店のお姉さんにご教示願いました。

あなたが過去に見た最も質の高いショールはどんなものかうかがうと…



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それはシャトゥーシュと呼ばれる幻のショール。
柔らかくとろけるような極上の肌触り、リングを通る薄さ、身体を包むほど大判でも折りたたむと信じられないくらいの小ささ、、なのにどんなブランケットよりも暖かい…うっとりとした目で(小声で)語られました。

それを見たいとお願いしたけれど…
いまや絶滅危惧種チベットアンテロープの毛(なんと毛髪の1/5の細さとか)で織られたシャトゥーシュは、
個体保護のためにネパールでもチベットでも売買や所有を禁じられているので、今や見ることも叶わないとか。
ワシントン条約でも禁止されているため、過去に売買に携わった日本人も逮捕されているらしい…
小声のワケはこれだったのね。

お値段は現地価格で50~100万円だったとか…
これはネパールの平均生涯賃金に匹敵。

密猟が繰り返されるのはこういうわけですか。
カシミヤ山羊は毛だけを繰り返し採取できるけれど、
シャトゥーシュのショールは1枚織るのに3~5頭のチベットアンテロープが犠牲になるとか。


もし出会っても、買ってはいけませんね。


ネパールR