二期会60周年記念公演です。
話題の若手演出家・粟国淳の演出はまるでスターウォーズのような舞台!
これがしかし、プッチーニが残した壮大なこの遺作に不思議としっくりはまるのです。
METにも負けてない?天井いっぱいまでの豪華絢爛な舞台、
迫力の音楽の力は怒濤のように舞台から溢れ
あっという間に引き込まれてしまいました。
統制のとれたコーラス陣と「誰も寝てはならぬ」で知られるアリアの数々を滔々と歌い上げるソリストたちを
プッチーニを知り抜いているジェルメッティのタクトがぐんぐんとひっぱります。
オーケストラも特に低音部が心理描写を助け、紙一重の恐怖心をあおる。
このプロダクションは2008年にびわ湖ホールと神奈川県民ホールの制作で作られたもの。
日本のオペラもこんな力があるんだ!と海外にもアピールできる作品だったと思います。
粟国淳さんは、いずれ海外でお仕事なさるかも。。
ソリストは安定感抜群の福井敬さんのカラフ、情感たっぷりの横山恵子さんのトゥーランドット姫。
素晴らしかったです。
もうひと組はカラフ役でスカラ座デビューした韓国のテノール、ルディ・パーク
こちらも素晴らしかったようです。
あぁこっちも聴きたかった

7月10日14:00が最終公演です。
気になる方は必聴!!
二期会『トゥーランドット』
